パラ競泳金 木村「まだ金メダルの余韻に」
東京パラリンピックで金メダルを含むメダル2つを獲得した競泳の木村敬一選手が6日、自身の本の出版を記念して、トークショーを開催しました。
東京パラリンピックについて「金メダルを取れたことはすごく大きかったですし、日本でパラリンピックをやってもらったことがすごく大きかった」と振り返った木村選手。
「まだまだ金メダルの余韻に浸っている」と続け、今後についてはまだ決まっていないとしながらも「(パラリンピックで)やり残したことはない。生まれながらにして障害を持った人が社会と繋がっていけるようなものを作っていくのが大きな目標としてはある」と語りました。
本に書かれているアメリカでの生活にも触れ、「すごい楽しかったし、この先の人生でこれを超える充実したときが来るのかわからない」と絶賛。言語も話せないまま渡米し、トレーニングに励んだ日々を振り返りました。
その時にトレーニングを共にした同じく東京五輪の金メダリスト、マッケンジー・コーン選手については「彼女はアメリカでのライフラインだった。電気・ガス・マッケンジーみたいな」と木村節が飛び出すと、会場はこの日一番の爆笑の渦につつまれました。
会場に集まったファンを交えて、1時間ほどトークショーを行った木村選手。今月20日と21日に行われる日本パラ水泳選手権大会に出場する予定だということです。