パラ競泳金・木村敬一「パリ挑戦まだ白紙」
10日、東京パラリンピックの競泳100メートルバタフライで金メダル、100メートル平泳ぎで銀メダルを獲得した木村敬一選手(30)が所属先の東京ガスを訪れ、メダル獲得の報告と感謝を伝えました。
閉幕した東京パラリンピックについて、木村選手は「勝つことに、すごくこだわっていた。金メダルを取ることでしかその気持ちは解消できなかったので、ほっとしている。表彰式の高揚感を鮮明に覚えている。特別な瞬間すぎた」と笑顔で振り返りました。
また、金メダル獲得後の家族の反応について意外な裏話を明かしました。選手村に戻って家族に電話をかけると、父も母も妹にも電話がつながらなかったという木村選手。後に父・稔さんから、電話がつながらなかった理由について「(父・母・妹)それぞれの友達から祝福の連絡対応に追われて、それどころじゃなかった」とのこと。これに木村選手は、「携帯いじってるんだったら出てよ」と軽いツッコミを入れながらも「家族というのはどんな時も変わらなくていいな」と笑いながら話しました。
そして、3年後のパリ大会を含めた今後の目標について聞かれると「今はまだ白紙。考えてもいない。金メダルというものにこだわって頑張ってきたので、それ以上の大きな目標を見つけることが、今後の目標」とコメントしました。