◇第２３回日本ボッチャ選手権大会（９日、愛知・豊田スカイホール）

ボッチャの日本選手権が行われ、東京パラリンピックのメダリストが多数出場し日本一を争いました。

ＢＣ２クラスの決勝では、自身の必殺技「スギムライジング」が２０２１年の「新語・流行語大賞トップ１０」となった金メダリストの杉村英孝選手と、杉村選手とともに団体で銅メダルを獲得した廣瀬隆喜選手が対戦しました。

６大会連続で日本一を争っている両雄。試合は「ミスのないプレーができてよかった」という廣瀬選手が自身の強みである力強いプレーで序盤からリードする展開となります。

対して、「自分らしいプレーができなかった」という杉村選手は、複数得点が欲しい場面でミスが出てしまうなど要所で得点を奪えず。試合は５対１で廣瀬選手が勝利し、大会連覇となりました。

ボッチャが話題となった東京パラリンピックは無観客で開催されましたが、有観客で行われた今大会について廣瀬選手は「東京（パラ）の時はファンの声を聞けなかったが、ＳＮＳを通じた応援メッセージが力となった。生の声援や拍手は競技中でもうれしく思っています」とコメントしました。