「速いのに速く見せないスピード」に注目
1月16日に東京・味の素スタジアムで行われるジャパンラグビーリーグワン第2節、東京サンゴリアス対トヨタヴェルブリッツの試合登録メンバーが発表され、今季から東京SGに加入したニュージーランド代表の「ほほえみの貴公子」こと、ダミアン・マッケンジー選手が開幕戦に続きフルバックで先発。開幕戦では、東芝ブレイブルーパス東京に快勝した東京SGは、日本代表フランカーの姫野和樹選手や、19年世界最優秀選手で南アフリカ代表フランカーのピーターステフ・デュトイ選手が先発するトヨタに対し、開幕2連勝を狙います。
元日本代表の大畑大介さんは、マッケンジー選手の特長について「キックが注目されるがランも凄い。何が凄いかというと『速いのに速く見せないスピード』。走りのギアの使い方が抜群に上手くて、ディフェンスが閉じる前に走り抜ける。身長177センチ体重78キロというサイズで、ボディーバランスが良く、タックルされても簡単に倒れない」とランのスキルを絶賛しています。
また、マッケンジー選手の起用法について大畑さんは「フルバックでの能力はもちろん高いが、10番(スタンドオフ)に入った時にどういった効果が生まれるのか注目したい。日本代表のスクラムハーフ、流大選手と齋藤直人選手とのセットが楽しみ。後半に齋藤選手が入ってきて、『9番齋藤・10番マッケンジー』のセットになった時に、より攻撃的なチームになる。対戦相手としては脅威でしかない」と、日本代表スクラムハーフの2人とのコンビネーションに期待を寄せています。
マッケンジー選手が先発するジャパンラグビーリーグワン第2節、東京サンゴリアスとトヨタヴェルブリッツの一戦は、1月16日(日)東京・味の素スタジアムで午後2時05分キックオフです。
写真:齋藤龍太郎(楕円銀河)