プロ野球・巨人の阿部慎之助監督が、今オフに楽天から加入した田中将大投手に期待を寄せました。

日本テレビ「news zero」で『巨人軍監督日記 第2章』が21日に放送。今季就任2年目を迎える巨人・阿部慎之助監督が、元巨人監督の高橋由伸さんと春季キャンプ期間中に対談。

その中で、高橋さんが新戦力の田中将大投手について質問。春季キャンプで久保康生コーチと二人三脚で着々と調整を続ける田中投手について、阿部監督は「フォームをいじって素直に聞き入れて、色々な取り組みをしている。これからまた暖かいところ（沖縄）に行って、もう1ギア上げるのかな」とコメント。

「若干変わっている部分もありますし、もうちょっと精度を上げたところを見てみたいなっていう楽しみがあります。本人が手応えを感じていると思うんで、どう精度を上げて完成度も上げていくかも見守っていきたい」と変貌を遂げている姿に期待を表しました。

さらにオフの田中投手の様子も耳にした阿部監督。「投手会とかでなんか盛り上がってるというのも聞きました」と話し出すと、「ちょっとイジられたりしている。溶け込んでくれているんじゃないかと思っていますけど、素晴らしいコミュニケーションですね」と、チームメイトとの関係性についても評価しました。

田中投手はこれまでに日米通算197勝をマーク。200勝の偉業まで残り3勝に迫るも、昨季はわずか1試合の登板で勝ち星を挙げることができず、日本では生え抜き一筋で活躍してきた楽天を退団していました。

その田中投手がMLBに挑戦する直前、24勝を挙げた2013年と現状を阿部監督は比較し、「そこまでの勢いはあるかどうか分からないですけど。テクニックで抑えられる部分もあると思いますし、そういうのを見せてもらいたいなという期待はあります」と信頼を寄せました。