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新関脇・若隆景が幕内初優勝 故郷福島へ「土俵でできることを精いっぱいやっていい姿を届けたい」

2022年3月27日 21:16
大相撲・春場所千秋楽優勝決定戦(27日、エディオンアリーナ大阪)○若隆景(上手出し投げ)高安●

12勝2敗で並んでいた新関脇・若隆景と前頭七枚目の高安がともに本割で敗れ3敗となり、勝負は優勝決定戦にもつれました。

優勝決定戦は、若隆景が土俵際まで追い詰められるも「最後なんとか残せた」と踏ん張り、上手出し投げで高安を破り、幕内初優勝を飾りました。新関脇の優勝は、1936年(昭和11年)の双葉山以来、86年ぶりの快挙です。

若隆景は「うれしい。(賜杯は)重たかった」と喜びを口にし、応援のため駆けつけた家族へは、「いつも支えてもらっているのでいいところを見せられたと思います」と語りました。

福島出身の若隆景。故郷への思いを聞かれると「震災から11年たって、まだまだ復興も進んでいないところもある。こういうところで、自分が土俵でできることを精いっぱいやっていい姿を届けたい」と、郷土への思いを口にしました。

「来場所からが大事。頑張ります」と、今後の活躍を誓っています。