◇MLB ニューヨーク・メッツ5―1マイアミ・マーリンズ（日本時間3日、ローンデポ・パーク）

日本時間3日、メッツ・千賀滉大投手がマーリンズとの開幕シリーズに先発登板。6回途中1失点の好投を見せ、メジャーデビュー戦で初勝利を飾りました。

デビュー戦での登板を終えて、千賀投手は「本当にいっぱいいっぱいだった。マウンド上では、戦うというより、心がどこにあるんだろうみたいな感じだったが、そこからしっかり地に足が着いた。試合を壊さないでよかったなという、ホッとした感じがあります」と心境を明かします。

初回に連続ヒットで1点を失い、その後、0アウト満塁のピンチを迎えた千賀投手。しかし、そこから連続三振などで最少失点に封じたことについて「自分のやるべきことをマウンドで表現しなければと思った。最初はこの舞台に立てたという気持ちが一番強くて、体が操れていないと自分でわかっていた。ピンチで試合を壊すとやばいと思ってから冷静になれたので、逆に良かったと思います」と冷静に振り返りました。

デビュー戦で初勝利を挙げ、幸先のよいスタートを切った千賀投手ですが、次回登板へ「シーズンはこれから始まる。次はもっとスムーズに長いイニングを投げられるようにしたいというのが、降板してから一番最初に出てきた感想だった。そこをしっかりクリアしたいと思います」と表情を引き締めて意気込みました。