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【インターハイ】サッカー “夏の王者”は前橋育英 158cm小さなエースが劇的決勝弾

2022年7月30日 22:16
【インターハイ】サッカー “夏の王者”は前橋育英 158cm小さなエースが劇的決勝弾
インターハイのサッカー男子決勝で優勝を飾った前橋育英

全国高校総体(インターハイ)のサッカー男子決勝が徳島県鳴門市で行われ、前橋育英(群馬)が帝京(東京)に1-0で勝利し、12大会ぶり2回目の優勝を飾りました。

試合は運動量、球際の迫力、技術などハイレベルな一進一退の展開が続きますが、0-0で迎えた後半アディショナルタイムに前橋育英の背番号10、身長158cmのFW高足善選手(3年)が劇的決勝ゴールを決めました。

今大会いまだノーゴールだった小さなエースがチームを救う大仕事をやってのけ、前橋育英が2009年以来12大会ぶりの“夏の王者”となりました。

試合後、高足選手は「最後は自分が点を取って日本一になってやろうという気持ちで、ゴールを目指してずっと頑張っていました。チームメートもめっちゃ喜んでくれて、自分のところに駆け寄ってくれてうれしかったです」と照れくさそうに振り返りました。

一方、帝京は2002年度大会以来4回目の優勝、そして夏のインターハイと冬の選手権を合わせて10回目の全国制覇がかかった決勝戦でしたが、あと一歩届きませんでした。

キャプテンのFW伊藤聡太選手(3年)は「自分たちがやりたいサッカーを最後までやり続けて“帝京”を貫けたかなと思います。(冬の選手権は)負けることは許されないと思っていますし、より一層『勝つ』ということの大切さを感じた(きょうの)ゲームでした。ここからまた全員で成長していければと思います」と“冬の王者”に向けて決意を新たにしていました。