プロ野球・巨人の戸郷翔征投手がキャンプイン前に日テレジータスのインタビューに応じ、「昨シーズンは防御率1点台でしたけど、まだまだ勝ち星は満足できない。もっと貯金を作りたかった。満足したシーズンにはならなかったけど、優勝できてよかった」などと語りました。

プロ7年目のシーズンを迎えるに当たって、体を少し大きくしてきたと明かした戸郷投手。体重は4キロ増え、筋肉量も順調に増えているとしました。昨シーズンを振り返っては「シーズンは優勝したけど、CS（クライマックスシリーズ）で負けて悔しい。初戦、最終戦投げていいゲームを作れなかった。今シーズンはなんとかその悔しさを晴らしていきたいですね」と語りました。

今季の目標は「沢村賞」など考えつくタイトルをすべて取りに行きたいと意気込むと、「それができれば、おのずと優勝は近づいてくる」と表情を引き締めました。とはいえ、今季は昨シーズン貯金12を作った最多勝投手の菅野智之投手がメジャーのオリオールズへ移籍。チームの先発陣にはチャンス到来と同時に埋める必要のある大きな穴があいたことになります。

「大黒柱抜けたのは痛い」と戸郷投手は率直な一言。「優勝できなかったら、菅野さんいなかったからと思われるし、僕も（山崎）伊織さんも（井上）温大もしっかりしないといけない。それ以上できないと優勝できない。僕も意識を変えていければ」

先発ローテーションとして今年目指す数字は貯金10以上を作ること、と定めた戸郷投手。新加入のベテラン田中将大投手の加入も「新しい風を吹かせてくれるはず」と期待を込めました。

「僕がいい成績を残せば（優勝に）近づく。僕のそういう姿を見てもらえれば。笑って終われるシーズンにしたいなと思います」