不祥事が相次いだ全柔連（＝全日本柔道連盟）の新しい会長が、２１日に誕生する。

　全柔連は、２１日午前１１時頃から上村春樹会長らが出席し、現在の体制としては最後となる臨時の理事会を、東京・文京区で開いている。６月に就任した理事６人を除き、上村会長ら現職理事２３人は２１日付で辞任し、理事会後に行われる評議員会で、全柔連から会長就任を要請されている「新日鉄住金」会長兼ＣＥＯ（＝最高経営責任者）・宗岡正二氏らの理事就任が承認される見通し。

　宗岡氏はその後、新理事による理事会で会長に選ばれる予定で、全柔連は新たな体制で組織改革に取り組むことになる。