ＥＵ（＝ヨーロッパ連合）は１９日、フランス・パリで起きた襲撃事件後、初めてとなる外相理事会を開き、今後、アラブ諸国やトルコなどとも協力し、テロ対策を進めることで一致した。

　ベルギー・ブリュッセルで開かれた外相理事会にはＥＵ加盟国のほか、アラブ連盟のアラビ事務局長も参加し、パリの襲撃事件を受けたテロ対策について協議した。会議後、ＥＵのモゲリーニ外交・安全保障上級代表は、ＥＵ加盟国だけでなくエジプトなどアラブ諸国やトルコなどとも機密情報を共有し、連携を強化していくことで一致したと明らかにした。

　また、イスラム過激派組織「イスラム国」などテロ組織への資金源を断つために、ＥＵやアメリカ、日本などの専門家による会議を開催する考えを示した。

　ＥＵは来月開かれる首脳会議でも対応を協議する予定。