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車いすテニス小田凱人 ダブルスに続きシングルスも制覇 国枝慎吾さんから優勝トロフィー

2023年4月23日 17:00
車いすテニス小田凱人 ダブルスに続きシングルスも制覇 国枝慎吾さんから優勝トロフィー
国枝慎吾さん(左)からトロフィーを渡される小田凱人選手(右)
◇天皇杯・皇后杯 第39回飯塚国際車いすテニス大会 (18~23日、福岡県・いいづかスポーツ・リゾートテニスコート/県営筑豊緑地テニスコート)

16の国と地域から80名の選手が参加した第39回飯塚国際車いすテニス大会。

男子シングルス決勝に出場したのは、22日に同大会の男子ダブルスで初優勝した小田凱人選手。16歳ながら4大大会の一つ、全豪オープンで今年準優勝している日本のエースです。相手はロンドン・リオデジャネイロ・東京と、パラリンピックに3大会連続で出場している37歳のベテラン眞田卓選手。

試合は、眞田選手に第一セットを6―3で奪われますが、その後は小田選手が力強く正確なショットを次々と決め、第2・第3セットを連取して勝利。ウイニングポイントを獲った瞬間、大きな雄叫びを上げ、喜びを爆発させました。表彰式では車いすテニス界のレジェンド国枝慎吾さんが登場し、小田選手に優勝トロフィーを手渡しました。

試合後、小田選手は「自分の調子もMAXではない中、第一セットを取られて、その後しっかり自分のテニスで取り返せた。絶好調ではない中で勝ちきれたことが良かった」と試合を振り返りました。また、国枝選手からトロフィーを渡されたことについて、「まさか国枝さんから渡されるとは。前回の優勝者が国枝さんで、その次が自分だったので、すごく嬉しかった。これからもっともっと自分が頑張っていかなければと改めて思いました」と意気込みを語りました。