3冠達成 東京五輪・銀メダリスト本多灯「心の中ではガッツポーズ」 世界選手権銀・水沼尚輝に逆転勝利
本多灯選手が51秒87で優勝し、今大会3冠(100mバタフライ・200mバタフライ・400m自由形)を達成しました。
「全部優勝はしたことなかったので、本当にこれ(3冠)を達成した時に、心の中ではガッツポーズしてました」と、自身初の今大会での3冠に喜びを見せました。
本多選手は最初の50mを5位で折り返しますが、そこからギアを上げると、この種目で去年の世界選手権・銀メダリストの水沼尚輝選手を終盤に抜いて、51秒87でフィニッシュ。3冠を達成しました。
本多選手は水沼選手との戦いに「本当に勝つと思っていなかったので、結構うれしい」と、興奮気味に振り返りました。
しかし「タイム自体は、尚輝さんとまだまだ差が大きい」と、自分の現状の立ち位置について話しました。
惜しくも敗戦した水沼選手は「正直、おめでとうという気持ちでいっぱい。兄弟みたいな感じでバタフライを牽引してきているので、これからも二人で切磋琢磨していくことが大事なのかなと思っています」と語りました。
それでも最後に「灯に競り負けてしまったという部分は、やっぱり今の自分の実力なので、いい意味で負けることができたのは、よかった。次はコナミオープンになるので余裕勝ちできるような準備をしたい」と、次戦へ意気込みました。