フィギュア・浅田真央選手「現役続行」表明
バンクーバーオリンピック銀メダリストで休養中だったフィギュアスケート女子・浅田真央選手(24)が18日午後2時過ぎ、本人が座長を務めるアイスショーの会見のため報道陣の前に現れ、現役続行を表明した。
-最終的には自分が決めることなので、最終的には自分のやりたいという気持ちが出てきたからこうして今試合に向けて練習を再開しました。休養を発表してから1年間休養してきたんですけど、自然と試合が恋しくなり、試合でいい演技ができた時の達成感をまた感じたいと思い始めたのも一つの理由。(現役続行を決めたのは)それだけではないので何とも言えないんですけど、でも今は試合に出場できる状態まで持って行くために毎日練習しています。今こうして決断をして試合に向けてやっている気持ちというのは変わりはなくて100%復帰するつもりでやっています。でもそれにいくまでにやはり50%50%になったり、90%10%になったり、できるんじゃないかできないんじゃないか…というのを繰り返してきました。でも今は自分が今持っている目標に向かってやっているという感じです。やはり休養中1年間というのは、できるできないの繰り返しだったが、先のことというのは誰にもわからないと思う。自分もわからないですし、みなさんもわからないと思うので、私は時の流れに身を任せてずっと生活してきました。スケートから離れたいなと思った時も、その時に数日後にアイスショーがあったり、その先にスケート教室があったり、スケートから離れる時がなかったので、そういった意味では何も考えることなく自然に試合には出ていなかったんですけど、スケートとつながってずっときました。スケートしない生活が長かったけど、スケートを滑った時に自分にはスケートが欠かせないと思うようになって、それから練習重ねて試合に自分は出たいのかなと思い始めてきた。
Q.一貫してハーフ・ハーフ。今はどういう気持ち?
-自分の気持ちはやはり復帰をめざしてやっているが、やはりこの先、何があるかわからないとはコーチにも言われているので、ハーフ・ハーフではないですけど、気持ちは変わったとは思うが、この先、何があるかわからないので自分としてはもう大丈夫かなと。ソチオリンピックが終わったシーズンは私自身もやめる気持ちが強かった。今はそういう気持ちはない。色々な思いあるが自分に期待しながら練習をしているところ。自分の目標のためには強い気持ちがないとなので、最終的に自分が決めたことなので責任を持ってやっていきたい。
Q.復帰戦はいつごろに?
-まだ練習に入ったばかりなのでわからない。
Q.グランプリシリーズに関しては?
-今の目標としては以前のようなレベルまで、去年の世界選手権までのレベルまで最低でも戻さないと復帰できないので、そこまで戻すのが今の目標。何があるかわからないので、うまくいけば試合に出られるかもしれないし、出られないこともあるかもしれないので、今の時点でオリンピックは考えていないので、今持っている自分の目標に向かってやっています。
Q.ハッピーな気持ちの方が強い?
-ハッピー?今は目標に向かって突き進んでいるので、自分の気持ちとしては決まっています。今までトリプルアクセルが跳べるということで、すごくそれを強みにしてきましたが、今の時代ジャンプのレベルも上がっているので、私もそれに追いつけるように練習しているんですけど、それだけではなくて、今24歳でスケート界の中ではベテランに入ってきているので、ジャンプの技術も大切ですけどそれを落とさないことが目標ですけど、それだけではなくて大人な滑りができればいいなと、自分の滑りを見てもらいたいなというふうに思います。
Q.アイスショーも含めてどんなプログラムを滑りたい?
-「ザ・アイス」の滑る曲というのはまだ決まってないので、どこまで戻していけるかというところによって、「ザ・アイス」でショートをやるかもしれないですし、いつも通りエキシビションを滑るかもしれないです。去年とはちょっと違った曲をやりたいなと思っているので、なるべく今までやったことのないような曲にチャレンジできたらいいな、なんて思っています。
浅田選手は今年3月にソチオリンピックで師事した佐藤信夫コーチに相談。今月から本格的に練習を再開したという。関係者によると、すでにトリプルアクセルや難しい3回転3回転の連続ジャンプを練習しているという。