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サイ・ヤング賞3度のカーショーがWBC出場を断念 「最後のチャンスだから、本当に出場したかった」

2023年2月18日 17:32
サイ・ヤング賞3度のカーショーがWBC出場を断念 「最後のチャンスだから、本当に出場したかった」
ドジャースのクレイトン・カーショー投手(写真:AP/アフロ)

MLB公式サイトが日本時間18日、WBCのアメリカ代表に選出されたクレイトン・カーショー投手が、出場を断念したことを発表しました。

具体的な理由は明かされていませんが、関係者によると保険契約を確保できなかったことが原因とされています。

カーショー投手は現在、健康な状態でスプリング・トレーニングに参加していますが、昨季は2度の故障者リスト入りがあり、22試合の登板にとどまっていました。

3度のサイ・ヤング賞を獲得するなど実績十分のカーショー投手でしたが、出場に向けて、メジャーリーグ機構や選手会、そして所属しているドジャースと相談して解決策を見つけようとしたものの、最終的に辞退することになりました。

「非常にガッカリしている。いろいろな方法を模索したし、関係者全員が尽力してくれた。でも、上手くいかなかった。本当に出場したかった。最後のチャンスだったと思うからね。残念だけれど、シーズンに向けてしっかり準備を進めていくよ」と、34歳のベテラン左腕は悔しさをにじませました。

アメリカ代表のトニー・リーギンスGMは「クレイトンが我々のために投げられないのは残念だ。クレイトンは早い段階でアメリカ代表としてプレーしたいという意思を示してくれた。我々は彼のことをリスペクトしているよ。早く彼の代わりを見つけないといけないね」と、今後は代わりにロースター入りする投手を見つける作業を急ぐ方針だといいます。

また、侍ジャパンのキャンプを視察に訪れていたドジャースのフリードマン球団社長は「カーショーは出場したがっていたし、球団としても出場してほしいと思っていた。さまざまな事情があって出場を断念せざるを得なくなった。でもスプリングトレーニングには参加します」とコメントしました。