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イェゴン・ヴィンセントはHondaへ 箱根駅伝を走った4年生の進路#3

2023年4月3日 6:03
イェゴン・ヴィンセントはHondaへ 箱根駅伝を走った4年生の進路#3
イェゴン・ヴィンセント選手(写真:日刊スポーツ/アフロ)
旅立ちの春―。箱根駅伝を沸かせた各大学の4年生は4月から新たなステージに進みます。卒業後も競技を続ける選手もいれば、大学4年間で全うし陸上競技に別れを告げる選手も…。箱根を走ったランナーの卒業後の進路をご紹介します。

■東京国際大 主力2人がHondaへ

箱根駅伝で11位となり4年ぶりにシード権を逃した東京国際大学。チームの主力を担った4年生の多くは実業団へと進みます。

1区を走り区間10位だった山谷昌也選手は日立物流(4月よりロジスティードに社名変更)へ。

2区11位の丹所健選手、4区で1時間0分0秒の区間新記録を樹立したイェゴン・ヴィンセント選手はともにHondaへ。3学年先輩の伊藤達彦選手とふたたびチームメートとなります。

最終学年でキャプテンを務めた宗像聖選手は三菱重工に入社。井上大仁選手、山下一貴選手らマラソンで活躍する選手が多いチームでの飛躍が期待されます。

10区区間11位で悔しいゴールとなった堀畑佳吾選手は大阪ガスに進みます。

■明治大 6人が実業団で競技継続

復路で10位争いを演じたものの、残念ながら3年連続でシード権には届かなかった明治大学。チームからは6人の選手が実業団に進み競技を継続します。

1区のラストスパート勝負を制し区間賞を獲得した富田峻平選手は日立物流へ。2区区間14位だった小澤大輝選手は富士通に入社します。

チームで唯一4年間箱根を走り、8区区間8位だった加藤大誠選手は旭化成へ。昨年主将を務めた鈴木聖人選手、「あこがれ」と語る相澤晃選手とチームメートとなります。

9区区間17位だった下條乃將(だいすけ)選手は、山形県のNDソフトでニューイヤー駅伝出場を目指します。

10区区間18位の漆畑瑠人選手は地元九州での競技継続を望み安川電機へ。

実力がありながらも、ケガに苦しみ、4年時は出走がならなかった櫛田佳希選手は、NTT西日本で競技を継続します。

■帝京大学 山区間の2人は競技引退

箱根駅伝では13位と6年ぶりにシード権を逃した帝京大学。

5区区間8位と健闘した新井大貴選手、6区区間16位だった山田一輝選手は大学で競技を引退します。

7区区間17位だった北野開平選手は地元・兵庫県の山陽特殊製鋼陸上部へ。

中野孝行監督の息子・中野大地選手は4年間箱根での出走はならなかったものの、コモディイイダで競技を継続。

城西大・櫛部静二監督をおじに持つ元永好多朗選手は武田薬品工業で陸上を続けます。

■山梨学院大 地元の新設陸上部へ進む選手も

箱根駅伝14位の山梨学院大学からは、2年連続で1区を走り、区間8位と健闘した木山達哉選手がマツダに入社し競技を継続します。

主将を務め、8区を区間11位で走った伊東大暉選手は西鉄へ。

10区区間5位と好走した篠原颯選手は、2022年に山梨県内初の実業団チームとして新設された富士山の銘水陸上部へ。大学に引き続き山梨で競技を続けます。

■東海大 箱根を走れなかった選手も活躍を期す

8年ぶりに予選会からの出場となり、総合15位に終わった東海大学。

5区への強い思いを持って臨んだ杉本将太選手は区間17位と苦しみました。卒業後はコモディイイダに入社します。

3年連続6区を担当し、区間9位だった川上勇士選手は、1年先輩の市村朋樹選手も所属するサンベルクスへ。

チームいちの努力家と評され、誰よりも走り込みを続けてきた竹村拓真選手は2年連続9区を担当し、区間11位。SGホールディングスで競技を継続します。

また、体調不良で最後の箱根駅伝に出走できなかった松崎咲人選手はNTT西日本に入社。

4年間箱根駅伝への出走はならなかった佐藤俊輔選手は、安川電機へと進みます。

キャプテンを務め、メンバー登録されながらもケガで箱根駅伝を走れなかった宇留田竜希選手は、地元である三重県の実業団・NTNで競技を続けます。

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