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創価・嶋津雄大はGMOインターネットグループ 早稲田・井川龍人は旭化成 箱根駅伝を走った4年生の進路#2

2023年4月3日 5:47
創価・嶋津雄大はGMOインターネットグループ 早稲田・井川龍人は旭化成 箱根駅伝を走った4年生の進路#2
左:嶋津雄大選手(写真:日刊スポーツ/アフロ)、右:井川龍人選手(写真:アフロ)
旅立ちの春―。箱根駅伝を沸かせた各大学の4年生は4月から新たなステージに進みます。卒業後も競技を続ける選手もいれば、大学4年間で全うし陸上競技に別れを告げる選手も…。箱根を走ったランナーの卒業後の進路をご紹介します。

■早稲田大学 9人ごぼう抜きの井川は旭化成で世界を目指す

昨年の13位から今年の箱根は6位とV字回復した早稲田大学。

エースとして活躍し、箱根駅伝3区で9人のごぼう抜きを見せた井川龍人選手は旭化成へ。在学中は結果が出ない苦しい時期もありましたが、トンネルを抜け出し、再び世界を目指します。

駅伝主将を務めた鈴木創士選手は安川電機へ。箱根予選会後にケガもありましたが、本来は安定感抜群の選手です。得意のロードに磨きをかけていくでしょう。

2年時に9区4位と好走した小指卓也選手は、地元の群馬に戻り、SUBARUで競技を続けます。

■法政大学 エース内田はトヨタ自動車

箱根で2年連続シード権を獲得中の法政大学。

主将でエースの内田隼太選手は、先輩の佐藤敏也選手がいるトヨタ自動車へ。駒大の田澤選手ともチームメイトになり、高いレベルに身を置くことになります。

4年連続で箱根を走り、今年は9区5位と好走した中園慎太朗選手は埼玉医科大学グループへ。創部7年目を迎えたチームでニューイヤー駅伝を目指します。

今年4区7位と好走した扇育選手はマツダ。3年連続で箱根を走った川上有生選手はセキノ興産。

最後の箱根は走れなかったものの、2年時に3区を走った松本康汰選手は花王で競技を続けます。

■創価大学 嶋津とムルワは再びチームメイトに

4年連続でシード権を獲得中で、新興校から強豪校へと変貌を遂げた創価大学。

その躍進を支えた嶋津雄大選手、フィリップ・ムルワ選手は、ニューイヤー駅伝での初優勝を目指し強化が進むGMOインターネットグループに進みます。

4年連続で箱根を走り、今年は7区区間賞の葛西潤選手は、かつて榎木和貴監督も在籍した旭化成。

昨年7区4位と好走した新家裕太郎選手は愛三工業。1区5位と好スタートを切った横山魁哉選手はトーエネック。箱根初出場で9区2位と好走した緒方貴典選手はトヨタ自動車九州。躍進を支えてきた学年だけに多くの選手が競技を継続します。

3年連続で6区で好走した濱野将基選手は、一般企業に就職し、大学で第一線から退くことになります。

■城西大学 今年の箱根は不出場も、藤井と木村が競技を継続

5年ぶりにシード権を獲得した城西大学は、3人の4年生がエントリーされましたが、出場はなりませんでした。

2年時に7区を走り、今季主将を務めた藤井正斗選手が愛三工業へ。木村吉希選手が早大OBの三田裕介氏がヘッドコーチを務めるメイクスで競技を続けます。

■東洋大学 前田ら多くの選手が競技を継続

序盤で遅れながらも10位に滑り込み、18年連続シード権を獲得した東洋大学。

主将を務めた前田義弘選手は、九州の名門・黒崎播磨へ。日本のトップランナーに成長した細谷恭平選手(中央学院大学OB)が在籍しており、昨年は九州実業団毎日駅伝で初優勝するなど勢いのあるチームで、持ち味のタフさに、さらに磨きがかかりそうです。

マラソン日本学生歴代2位の記録をもち、パリ五輪の日本代表選考レースMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)の出場権を手にしている柏優吾選手は、1年先輩の宮下隼人選手が在籍しているコニカミノルタに進みます。

3年連続10区を走った清野太雅選手は、北京五輪代表で同郷の佐藤敦之氏がヘッドコーチを務める中国電力。

駅伝で1区を走ることが多かった児玉悠輔選手は愛知製鋼。前田主将と高校からチームメイトだった木本大地選手はセキノ興産。1年時に箱根を走った及川瑠音選手はマツダと、多くの選手が卒業後も走り続けます。

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