2024年パリ五輪新競技として注目を集めるブレイキン(ブレイクダンス)の日本代表強化指定選手を対象とした合宿が、東京都昭島市にて行われました。

2月に行われた第4回ブレイキン全日本選手権で3連覇を果たすなど活躍がめざましいShigekix(本名・半井重幸)選手ら有望選手が集まり、ブレイキンの練習はもちろんアスリートとして必要なコンディショニングの作り方やメンタルトレーニングなど座学も交えながら3日間行われる本合宿。

2日目となる28日は座学のほかにスキルシェアという講師の方直々に技術を伝授する講義が行われました。選手らはそれぞれコミュニケーションをとりながら、その技術をどう生かすかを楽しみながら振り付けを考えていました。

Shigekix選手はこの合宿について「これだけのメンバーで練習する機会もない。すごいいい空気感の中合宿を過ごせている」と充実した様子を見せました。

パリ五輪におけるブレイキンの出場枠は男女ともに「16」。2月を皮切りに行われている「ブレイキン・フォー・ゴールド ワールドシリーズ」をはじめとした五輪予選出場をかけた大会が始まっており、4月には第2戦のブラジル大会が行われます。Shigekix選手をはじめ日本代表からは男女合わせて6人の選手を派遣予定。

このブラジル大会に向けてShigekix選手は「(ブラジルは)環境的にも日本からすごく遠くて、コンディションが崩れやすいのかなと予想している。その中でいつも通りの自分でいれるかが課題であり大切にしたい部分。組み合わせやトーナメント次第で『そこで負けてしまうか』という選手もいるレベルの大会になる。ピンチになっても平常心でいれる強い気持ちをもって挑む」と意気込みました。