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カーリング女子日本代表初戦敗れる 次はカナダ戦。北大教授がデータ分析

2022年2月10日 20:26
カーリング女子日本代表初戦敗れる 次はカナダ戦。北大教授がデータ分析

初戦は黒星スタートとなったカーリング女子日本代表のロコ・ソラーレ。次の試合は2月11日のカナダ戦です。日本代表の勝機はどこにあるのか?北海道大学の教授がデータから分析しました。

■前半リードも黒星スタート。北京五輪最初の"もぐもぐタイム"は?

前回金メダルのスウェーデンに敗れた日本代表ロコ・ソラーレ。不利な先攻で試合がはじまりましたが、前半は3-2とリードしたままハーフタイムへ。注目はハーフタイムの作戦会議中に食べる、いわゆる"もぐもぐタイム"です。北京五輪最初の"もぐもぐタイム"は、エネルギー補給のゼリーや、フルーツ、そしてお菓子を食べる場面もありました。しかしその後の後半でスウェーデンに逆転され、黒星スタートとなった日本代表。

試合後、藤澤五月選手は―。

「前半は割といい形で相手にプレッシャーをかけられていたんですけど、ハーフタイム明けのスチール(3失点)が一番痛かったかなと思います。反省をいかし、次の試合にいいショットを投げられるようにやっていきたい」

次のカナダ戦への意気込みを口にしました。

■次も強豪カナダが相手・・・日本代表の勝機は?

次の対戦相手のカナダは2014年のソチ五輪で金メダルを獲得している強豪です。はたして、日本の勝機はどこにあるのでしょうか?
データを分析したのは、北海道大学・大学院情報科学研究院の山本雅人教授です。過去3年間、北京五輪に出場するトップチームの2000試合を超えるデータを収集し、独自に開発したプログラムで分析したといいます。

"先攻よりも後攻が有利"といわれるカーリング。山本教授によると、カナダが"後攻でスタートした場合の勝率"は「66.7%」。一方、日本代表は「84%」とデータ上では、日本代表の方が高い結果となっています。

では、実際にどれくらいの確率で"後攻スタートを獲得"できているのでしょうか?今シーズンのデータをみると、カナダは「50%」に対し、日本代表は「72.5%」と、データ上"後攻スタートを獲得できた割合"は”日本代表が大きくリードしています。

そして、"後攻で複数点とれた割合"。カナダの「39.3%」に対し、日本代表は「45.8%」と高い結果に。また、“スチールされる(得点をとられる)割合”は、カナダが「18.5%」に対し、日本代表は「13%」。つまり、データ上、カナダよりも、後攻で複数点をとる確率が高く、得点をとられにくいということです。

カナダの特徴について、山本教授は「データ上、カナダは有利な後攻でスタートした試合でも2~3点リードされた場合、逆転が少ない。また1点リードしていても逆転負けをするケースが目立つ」ということです。

はたして結果は。
注目の日本対カナダの試合は2月11日に行われます。

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