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阿部一二三が棄権で負けの可能性もあった...ピンチを乗り越え2連覇達成「ハラハラでした」とファンもヒヤヒヤ

2024年7月29日 10:43
阿部一二三が棄権で負けの可能性もあった...ピンチを乗り越え2連覇達成「ハラハラでした」とファンもヒヤヒヤ
パリオリンピックで金メダルを獲得した柔道・阿部一二三選手(写真:松尾/アフロスポーツ)
◇パリオリンピック2024 柔道男子66キロ級決勝(大会3日目=日本時間28日 シャンドマルス・アリーナ)

柔道の阿部一二三選手が男子66キロ級決勝でブラジルのウィリアン・リマ選手に勝利し、東京五輪に続いて2連覇を達成しました。

しかし、金メダル獲得までの過程には棄権のピンチもありました。それは準々決勝でのヌラリ・エモマリ選手(タジキスタン)との対戦で起きました。最終的に試合は阿部選手が合わせ技一本で勝ち、準決勝に進みましたが、試合途中には鼻血を出したことで2度畳から下りる場面がありました。

国際柔道連盟の規定では、試合中の出血を伴う同じ部位の負傷は、医師による手当てを“2回”まで受けることができると決まっており、同じ部位で3回目の出血をした時点で、相手に「棄権勝ち」の判定が下される場合があります。

阿部選手は、鼻に詰め物をして試合続行し勝利したものの、規定を知っていたファンはSNSで「棄権にならないかハラハラでした」、「鼻血でまさかの棄権になるかと思いきや力でねじふせた一本勝ち」、「初めて聞いたルール!!止まって良かった」などのコメントを寄せました。
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