「僕がやられるわけにはいかない」DeNA新加入の森唯斗 思いあふれた前夜のガッツポーズ
1対1の12回表、この試合の負けがなくなる最後のマウンドを任されたのはDeNA森唯斗投手でした。球団公式X(旧ツイッター)は、そのマウンドを振り返る森投手のインタビュー動画を投稿しました。
この日、DeNAは2回に1点を先制するも6回にエラーが絡むプレーで失点し同点に。その後、サヨナラのチャンスを幾度となくつくりますが追加点を得ることができませんでした。
1点も失うことができない中、DeNA投手陣は先発・ジャクソン投手以降6人の中継ぎたちが完璧な無失点リレーを見せます。その最後のマウンドを託されたのが森投手でした。
森投手は3人を12球で打ち取る圧巻のピッチング。最後の打者をセカンドゴロに打ち取ると雄たけびとともに両拳を強く握りガッツポーズ、グラブを強く叩きました。この気迫あふれる姿に球場に集まったファンからは大きな「森唯斗」コールが。SNSでも「しびれた!」など称賛の声が多く上がりました。
球団広報から抑えたあとのガッツポーズに関して聞かれると「自分自身しびれる場面でした」と振り返り、無失点の継投プレーをした投手陣に触れ「あそこで僕がやられるわけにはいかないと思ってマウンドに上がって、その結果感情が出ました」と明かしました。
動画の最後には「もっともっとベイスターズに貢献して、絶対優勝したい」と今後への思いも口にしています。
森選手は2013年ドラフト2位でソフトバンクに入団すると、2018年には最多セーブのタイトルに輝くなど、守護神としてチームを支えました。今シーズンからDeNAに移籍。初のマウンドとなった14日のヤクルト戦では味方のエラーが絡み自責点1ながら7失点、ほろ苦い新天地デビューとなってしまいました。それでも17日の広島戦では7回からマウンドに上がると2回を無失点で抑える見事なピッチングを見せていました。