◇プロ野球 日本ハム春季キャンプ第3クール4日目（14日、沖縄・名護）

WBC日本代表の伊藤大海投手はこの日、侍ジャパン宮崎キャンプ前最後となるブルペンで、48球を投げ込みました。

この日は「個体差もあるので、たまに変えて対応できるように」とWBC球を3球ほど持ち込み、カットボールなどを確認。「スライダーがどうしても日本球より曲がるような感覚を受けた」ということで、微調整も行ったといいます。

話題となっている超スローカーブでは、ストライク判定が出て笑顔を見せる場面も。「あれは1球で決めなきゃいけないボールだと思うので、そこは少しずつ練習して詰めていけたら」とし、全体としては「キャンプ入って一番自分が納得するボールを投げられたので、そのへんは良かった」と語りました。

日本ハムのキャンプは27日まで沖縄で行われますが、伊藤投手はWBCを見据えた17日からの侍ジャパン宮崎キャンプに参加するため、ここで日本ハムのキャンプからは離れるかたちになります。日本ハムでのキャンプ期間について「いい緊張感、キャンプだなという雰囲気の中で本当にいい調整ができて、体もすごく元気ですし、気持ち的にもすごく前向きに1日1日取り組めた。今年は自分のことだけじゃなくいろいろなところに目配り気配りして取り組めたっていうのはすごく勉強になりましたし、また新たな発見だったり、そういうのにつながったかなと思います」と振り返った伊藤投手。WBCに向け、調整は順調なようです。