プロ野球・阪神の近本光司選手が9日、契約更改を行い1億5000万円アップの3億2000万円（推定）でサインしました。

球団からは「日本一、リーグ優勝をしてくれてありがとう。5年連続でチーム引っ張ってくれて、これからも頼むな」と言葉をかけられたと話しました。

今季途中でろっ骨を骨折し、一時は離脱したものの129試合に出場。打率.285、54打点と勝負強い打撃で阪神のリードオフマンとして活躍。日本シリーズでは打率.483でMVPを獲得するなど、38年ぶりの日本一に大きく貢献しました。

「1年を通してずっといたわけではないですけどチームが優勝して日本一になって、その一員になれてたのがよかったですね」と今シーズンを振り返りました。

契約更改の場では「交渉とかないですよ（笑）。野球の話は5分くらい。そのあとは本部長とずっとチームについて話してました」とすでに来季を見据えている近本選手。

「年齢のバランスとかドラフトとか球団として選手たちをどういうふうに育成していくのかという話で長くなった。それだけではないですけど、球団はそういう風に考えてるんだねと分かった。年齢が上がってきてチーム全体を見なければならない立場になったから聞いてみたというのがあります」とチームリーダーとして、全体の育成方針などを確認していたことを明かしました。

38年ぶりの日本一の次にできた目標は、球団初の日本一2連覇。「連覇したいですは今しか言えないので、個々の能力をもう少しあげて頑張って勝ちたいと思います」と意気込みました。