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【広島】リリーフ陣が好投で9回のサヨナラにつなげる サヨナラ打は松山竜平 キャッチャー會澤翼は負傷交代

2023年8月4日 21:25
【広島】リリーフ陣が好投で9回のサヨナラにつなげる サヨナラ打は松山竜平 キャッチャー會澤翼は負傷交代
広島・新井貴浩監督
プロ野球セ・リーグ広島4x-3巨人(4日、マツダスタジアム)

2位の広島は先発のマウンドを野村祐輔投手に託しました。

2回、“巨人キラー”の異名を持つデビッドソン選手が、第10号2ランホームランを放ち、先制した広島。しかし、3回に先頭打者のピッチャー横川凱投手に内野安打を放たれると、守備の乱れなどもあり、3失点した野村投手。

さらに、5回2アウト満塁のピンチで、打席に迎えたのは代打・中田翔選手でした。ファウルで粘られ、カウント2-2の6球目、外角高めのボールを打たせると、キャッチャーへのファウルフライに。相棒の會澤翼選手がベンチ前の柵にぶつかりながらもしっかりとキャッチし、3アウト交代としました。その會澤選手は巨人の2番手、船迫大雅投手の147キロのまっすぐを左ヒジに受け、負傷交代しています。

追加点を許すことができない広島は、その後、中崎翔太投手、ターリー投手、そして大道温貴投手がそれぞれ1イニングを3人で終え、試合を引き締めます。

9回にも8回を3者凡退でしめた大道投手があがります。坂本勇人選手に安打を許すと、続く梶谷隆幸選手にファウルで粘られた13球目はストライクゾーンの外とフォアボールで歩かせるなど、ピンチを迎えますが、主砲の岡本和真選手、代打の長野久義選手をきっちりと打ち取り、無失点で切り抜けています。

流れをつかみたい広島は9回の先頭打者、菊池涼介選手がライト前ヒットで出塁。続く野間峻祥選手もセンター前に運び、ノーアウト1、2塁で秋山翔吾選手が打席に入りました。ここは3塁方向に転がす絶妙なバント。巨人の中川皓太投手がつかんで、3塁に投げますが、ここはセーフの判定でノーアウト満塁とチャンスを広げました。

打席に入ったのは守備でエラーを記録した上本崇司選手。ファウルで粘りますが、レフトへの浅いフライとなり、ランナーは動けません。1アウトで満塁はかわらず、打順は小園海斗選手に回ります。ここは初球のスライダーをライト前に運び、同点に追いつき、塁上でガッツポーズ。

続くは代打の松山竜平選手。初球を痛打するとファーストを強襲。岡本和真選手が体を張って止めるも、ボールが手につかず、3塁ランナーの野間選手がホームインし、広島がサヨナラに成功しました。