◇野球　侍ジャパンシリーズ2022　侍ジャパン-日本ハム(5日、東京ドーム)

先月、引退を発表した日本ハム・杉谷拳士選手が現役最後の試合を迎えました。杉谷選手は「日本中のプロ野球ファンの皆様、14年間温かいご声援ありがとうございました。最後まで帝京魂を胸に、有終の美を飾りたいと思います。いざ、前進打法！」と杉谷選手らしい意気込みコメント。

7回、ノーアウト1塁の場面で日本ハムは代打で杉谷選手を送ります。打席に入った杉谷選手の目には早くも涙。

新庄剛志監督も含め日本ハム選手がベンチから身を乗り出して見つめる中、1球目のボールを見逃すと、2球目はファウル。

3球目は鋭い当たりでファウル。この打球に球場はどよめきます。4球目、高く上がった打球はライトフライ。

それでも最終打席を見守った球場のファンからは大きな拍手が巻き起こりました。杉谷選手はベンチで出迎えたチームメートの元へ帰ると、清宮幸太郎選手、新庄監督と抱擁。

球場では「杉谷選手14年間お疲れ様でした」とアナウンスされるなど、最後まで野球ファンに愛され続けた杉谷選手。

満員の東京ドームのファンに見守られながら14年のプロ野球生活に幕を下ろしました。