◇プロ野球セ・リーグ 中日2-1広島(10日、バンテリンドーム)

約1か月ぶりの勝ち星をあげた中日の先発・柳裕也投手。6回までヒットを1本に抑える好投を見せると、野手陣もそれに応えます。

初回、1死1塁から阿部寿樹選手が先制のタイムリーヒットを打ちます。

柳投手と阿部選手は、明治大学の先輩と後輩の間柄。
柳投手はヒーローインタビューで、先制打を放った先輩の阿部寿樹選手を「僕の投げる試合でなかなか打っていなかったので、今日はよくやってくれました！」といじる場面も。

7回には0アウト満塁のピンチを招き、犠牲フライで1点を返されてしまいますが、後続を三振とフライに打ち取り3アウト。広島の勝ち越しは許しませんでした。柳投手はこれに対し、「本当に木下さんがいいリードをしてくれましたし、レフトの加藤さんもファインプレーだと思うので、みなさんに感謝したいと思います」とコメント。

さらに明治大学の先輩である広島の先発・野村祐輔投手との投げ合いに関しては「1週間前から僕は意識していましたし、この先も素晴らしい先輩だと思うので、いろいろとまた学びながら次もいい対戦ができればいいなと思います」と話した柳投手。

この日はファンにも選手と同じユニホームが配布されており、球場がより一体となった中での勝利に満面の笑顔を浮かべます。最後は「ユニホームを配らない日でも球場来てください！」と笑いを誘い、お立ち台を降りました。

チームとしても6カードぶりの勝ち越しに貢献した柳投手。7勝目をかけた次回の登板にも期待がかかります。