【直後取材】宇野昌磨「調子の良さは7割橋口さんのおかげ」自己ベストでネイサン・チェンに次ぐ2位
4日の開会式に先んじて行われたフィギュアスケート団体戦の男子シングル・ショートプログラム。宇野昌磨選手(24)は、ネイサン・チェン選手(22・アメリカ)に次ぐ2位となり、日本フィギュア代表の先陣を切りました。
以下、宇野選手の試合直後のインタビューです。
――今日の演技は4回転3回転も入りましたが、振り返ってみていかがですか?
「出来としては本当にちゃんと練習してきたことが出せたかなとは思うんですけど、スピンやステップ、そしてジャンプの成功の加点に関してもまだまだできることはあるかなって感じもしました。ただ、一番の良かった点は出来よりも本当に練習通りの気持ちのまま試合に挑めたことかなと思います」
――自己ベストも出ましたが、そのあたりはいかがですか?
「少しずつ取りこぼしている部分があるんじゃないかなっていうのは点数を見てわかるので、そういった点も今後・・・、やはりこういう演技をずっとできていなかったので。こういう演技をしてからこそ、『よりここを磨きたい』っていうのが見えてくると思うので、やっとショートプログラムも最初の一歩を踏み出せたかなと思っています」
――いつも靴のサポートをしてくれている橋口さんが今、日本にいらっしゃいますけど、なにを伝えたいですか?
「僕はこの靴に替えて、今までの靴は3~4週間に1回替えていたんですけど、半年以上履くことが出来ていて、今年の調子の良さは7割橋口さんのおかげだと思っています」
――4年前の平昌五輪ではオリンピックも一つの大会で、あまり特別な思いはないとおっしゃっていましたが、今回はいかがですか?
「全日本選手権が、たぶん僕が今まで出ていた大会で一番緊張する大会だと思っているので、それは前大会でわかっていました。また今回も、今年は特に試合で緊張してるときもありますけど、そのなかでも練習してきたものをどれだけ出せるかっていう、この試合を通して次の練習にどう生かすかっていうことを考えて滑ることが出来ているので、余計な力があまり入っていないかなと思っています」
――個人戦に向けて意気込みを教えてください。
「また時間ができたので、やるべきことといいますか、この大会でできなかったことだったり、得たものだったりを練習に組み込んでいけたらいいと思っています。また、ショートだけでなくフリー、もっと高難易度の構成も待っているのでそういった点も注意して練習していけたらと思っています」