サッカーのイングランド・プレミアリーグは、第13節が現地29日～12月1日にかけて行われます。

注目は、現地12月1日キックオフのリヴァプール対マンチェスター・シティの“天王山”。

今季から就任したアルネ・スロット監督の指揮の下、10勝1敗1分の勝ち点31でプレミアリーグの首位を独走するリヴァプールは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも開幕5連勝で唯一の全勝をキープしています。

現地27日に行われたCLの第5節では、昨季王者のレアル・マドリードを2-0で破るなど目下、飛ぶ鳥を落とす勢いです。当初は出場機会が限られた日本代表キャプテン・遠藤航選手も、最近では試合を締め括るクローザーとしてスロット監督の信頼を掴みつつあります。

対するマンチェスター・シティは、昨シーズンにプレミアリーグ史上初の4連覇を達成した絶対王者。今季も第9節終了時点で一旦は首位に立ったものの、今年のバロンドールを獲得したロドリゴ・エルナンデス選手をはじめ、主力に故障者が続出し、直近の公式戦6試合で未勝利となっています。

希代の名将であるジョゼップ・グアルディオラ監督が自身のキャリアで初めてとなる公式戦5連敗を喫するなど、精彩を欠くゲームが続いています。フェイエノールト(オランダ)と対戦したCL第5節では、試合終盤で守備のミスが目立ち、3点のリードを守れませんでした。

前節終了時点で首位リヴァプールと2位マンチェスター・シティの勝ち点差は「8」。長い歴史を誇るプレミアリーグにおいて、今季と同じ状況は過去に3例しかなく、いずれの年も首位のチームがそのまま優勝を果たしています。

連勝中のリヴァプールがこのまま盤石の態勢を築くのか、はたまたマンチェスター・シティが直接対決に勝利して5ポイント差に詰め、得意の後半戦に望みを繋ぐのか。プレミアリーグ前半の大一番となります。