『泥だらけのヒーロー』巨人・門脇がサヨナラ導く好走塁!菅野の投球には「心を燃やしました」
◇プロ野球セ・リーグ 巨人4x-3ヤクルト(23日、東京ドーム)
巨人は泥だらけのヒーローがチームを劇的サヨナラ勝利に導きました。
同点で迎えた延長11回。門脇誠選手はセンター方向へはじき返し、山田哲人選手がランニングスローをみせますが、気迫のヘッドスライディングで内野安打。すると2アウト1塁の場面で、梶谷隆幸選手のピッチャーゴロが相手の悪送球を誘い、ボールが1塁ファウルゾーンを転々とします。
1塁ランナーの門脇選手は、一度は3塁で止まりましたが、「見えていたのでこれはいけると思った」と内野陣の処理がもたついているとみるや一気にホームへ進入、好走塁でサヨナラ勝利となりました。
試合後のヒーローインタビューで門脇選手は「今まで味わったことのない声援だったので、最高でぇーす!」と満面の笑み。「試合展開のなかで、泥臭くというのを自分的には求めていたのでこういうプレーで流れを呼び込めてよかったです」と振り返りました。
この日は先発予定のグリフィン投手が練習中に打球が当たり登板回避。このアクシデントに菅野智之投手が志願のマウンドに上がり、7回3失点と力投しました。
これには「そういうアクシデントの中でも、菅野さんの立ち居振る舞いなどを見て、きょうの試合は負けれないなと思い、ルーキーですが心を燃やしました」とサヨナラに導く好走塁に、3安打猛打賞の大活躍でした。
8月は35打数13安打で打率.371と絶好調の門脇選手。お立ち台では最後に「誰一人として優勝を諦めている人はいないと思うので、これからもご声援よろしくお願いします」と力強く締めました。