【バスケ】日本が韓国下す 17得点の河村勇輝は「結果で恩返しできるように頑張っていきたい」と決意 五輪前国内最終戦を勝利締め
◇バスケットボール男子日本代表国際強化試合(7日、有明アリーナ)
パリ五輪前最後の国内強化試合。世界ランキング26位の日本は同ランク50位の韓国を88-80で下しました。
第1Q、日本は残り5分6秒でジョシュ・ホーキンソン選手がチーム最初の3Pシュートを成功。韓国がリードする中で残り18秒で富樫勇樹選手の3Pシュートを決め、19-22で終えます。
第2Q、日本はホーキンソン選手が得点を重ねますが、3Pシュートが好調の韓国になかなか点差を詰められず。それでも残り4分1秒でジェイコブス晶選手が3Pシュートを成功させ、32-36へ迫ります。
さらに直後の守りでは、第2Qから入った富永啓生選手がスチールに成功。そこから吉井裕鷹選手のレイアップでこぼれたボールを川真田紘也選手が押し込み連続ポイント。残り2分37秒には吉井選手が得点を決め逆転し、そのままリードを保ち43-39で折り返します。
第3Q、河村勇輝選手やジェイコブス選手の3Pシュートなどでリードを拡大。比江島慎選手からパスを受けたホーキンソン選手が豪快ダンクを決めるなど、2人のコンビネーションも光り、11点差にリードを広げます。
第4Q、ここまで無得点の富永選手が残り7分7秒でこの日1本目の3Pシュートを成功。直後に韓国も3Pシュートを決めますが、河村選手がバスケットカウント含めすぐさま3点を奪います。その後、韓国が3Pシュートを決めるなど残り1分49秒で6点差へとなりますが、ホーキンソン選手が得点を重ね、突き放しました。
ホーキンソン選手が両チーム最多34得点、河村選手が17得点をマーク。チームの3Pシュートは、24本中7本で29.2%でした。
5日の対戦では、最終Q残り36秒で一時は逆転するも、韓国の前に84-85の1点差で敗戦。6月のオーストラリア戦も1点差負けと引き分けでしたが、五輪前の国内最終戦で待望の勝利をつかみ、パリ五輪へ弾みをつけています。
河村選手は「勝っても負けても反省は多い試合だったので日々成長する必要がある。今日のような試合では目標であるベスト8にはほど遠い。まだ2週間あるので練習を重ねて、結果で恩返しできるように頑張っていきたい」とパリ五輪へ向けて意気込みました。
日本のパリ五輪初戦は、7月27日のドイツ戦です。