大鵬の孫・納谷十両昇進 新しこ名「王鵬」
日本相撲協会は25日、大相撲初場所(来年1月10日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を開き、元横綱・大鵬の孫、納谷改め王鵬(20)(本名:納谷幸之介・大嶽部屋)らの新十両昇進を決めました。
王鵬は「昭和の大横綱」大鵬の孫にあたり、元関脇・貴闘力の三男です。これで王鵬が十両に昇進したことで「親子3代関取」となりました。
昇進が決まり都内の大嶽部屋でリモート会見に臨んだ王鵬は、「場所が終わってから今日までドキドキはしていたので、良かったなと落ち着いた感じですね」とほっとした表情を見せました。
本名の納谷改め王鵬となったしこ名について「祖父の『鵬』の字をいただけるということで、すごくうれしくはあります。名前自体はすごくかっこいいなと思うので、名前に見合った人間になれるように頑張ります」と語りました。
祖父への昇進の報告は「十両に上がりましたと、これからお墓参りに行こうと思っています」とし、「(祖父から)『頑張れよ』って言われると思います。喜んでもらえたらうれしいですね」と笑顔で話しました。
祖父が大横綱という注目や重圧も背負いますが「(横綱への)憧れはあります。やるからには、一番上を目指している。注目されることは全然うれしいことなので、たいしたことないなと思われないように、見劣りしないように頑張っていくだけです」と力強く決意を語りました。
撮影:日本相撲協会