◇ラグビー・リーグワン第7節埼玉ワイルドナイツ　34―17東京サンゴリアス(26日埼玉・熊谷ラグビー場)

昨シーズン、トップリーグの決勝のカードでもある今節屈指の好カード、埼玉ワイルドナイツと東京サンゴリアスの一戦が熊谷ラグビー場で行われました。

試合前半、主導権を握ったのは東京SGでした。ペナルティーゴールで3点を先制されて迎えた前半8分。田村煕選手のロングパスから石原慎太郎選手が、前半17分には自陣からの素早いパス回しで最後は下川甲嗣選手がトライをあげ、17-3とリードします。

しかし、きょうの東京SGの得点はここまででした。前半20分にベン・ガンター選手がラインアウトからトライをあげ埼玉WKが反撃開始。前半38分にもゴール前のラインアウトからモールを押し込み20-17と逆転して前半を終えます。

後半も流れは埼玉WKでした。自慢の堅守で相手のペナルティーを何度も誘い、松田力也選手が正確なキックで3点を積み重ね突き放す展開に。

そして迎えた後半32分、オーストラリア代表で「サイクロン」の異名を持つ、WTBのマリカ・コロインベテ選手がグラウンド中央から快走。ディラン・ライリー選手につないでとどめのトライを奪い、34-17で埼玉WKが宿敵に快勝しました。

試合後埼玉WKの坂手淳史主将は「自分たちのやるべきプレーを考えやり切った」と会心の勝利を振り返りました。