MLBデトロイト・タイガースの前田健太投手(36)がフロリダ州レイクランドでキャンプイン。“勝負の年”と覚悟を口にしました。

今季でメジャー10年目。タイガース2年目の36歳右腕は、若手選手と談笑したり、通訳やトレーナーとも一緒にランをするなどリラックスした雰囲気で初日の練習。

ブルペンでは、キャッチャーを座らせ25球、5球種を交えて投球しました。

前田投手は、「去年までは今まで通りのオフシーズンを過ごしていたのですが初めてうまく調整がいかなかった。おそらく手術後の影響もあったと思いますし、年齢の問題もあったかもしれないので、初めてオフシーズンの過ごし方を見直して変えなければいけないと思った」とオフを振り返ります。

今日のブルペンには、「あまりオフシーズンでボールを投げないで1月に入ってからキャッチボールを始めたり、スプリングトレーニングに入るまでもブルペン1回とか2回ぐらい軽く入ってからキャンプを迎えることが多かったんですけど、 今回は11月ぐらいからしっかり投げ始めて、オフシーズンの間も7回8回ブルペンに入ってからキャンプを迎えたので、すごく良い状態で初日を迎えられました。スピードとかも投げている力感とかも今までよりも良いペースで調整することができているので、去年とは全然投げている力感とかボールのスピードも違うかなと思います」と手応えを口にしました。

昨季は3勝7敗、防御率6.09と低迷。「去年の悔しさはしっかり忘れないでオフシーズンを過ごしてきましたし、その悔しさは今シーズンぶつけるつもりでこの場所に来たので、今日ブルペンにも入りましたが、すごくいい状態でスプリングトレーニングを迎えることができているので、勝負の年かなと思っています」と並々ならぬ覚悟を口にします。

開幕へ向け、「ローテーションの座っていうのは自分から奪いに行かないといけない立場。勝負しないといけない立場なので、このスプリングトレーニングでしっかり結果を残して、開幕までにしっかりローテーションの一員として残れるようにとにかく結果を残し続けるしかないかなと思っています」と力を込めました。