巨人・八百板が支配下に「イチローになれ」
プロ野球・巨人は、育成契約の八百板卓丸(やおいた・たくまる)選手(24)と支配下選手契約を締結しました。背番号は「51」です。
沖縄での二次キャンプ初日となった16日、八百板選手の支配下登録が発表され、練習後にはグラウンド上で会見が行われました。
同席した原辰徳監督(62)は、「2日前に伝えました。今回、背番号51を背負ってもらうが、イチローに一歩でも近づいてくれという願いも込めて、51を背負ってもらうことになりました。レギュラーを目標に向上していってほしい」と、背番号51を代表するイチローさんになぞらえ、エールを送りました。
支配下契約を結んだ八百板選手は、「言われたときは素直に嬉しかった。早く一軍に定着できるように、覚悟を持って取り組んでいきたい」と引き締まった表情。
背番号について聞かれると「イチローさんに憧れて野球を始めて、この番号をいつか付けたいと思っていた。野球人として、この番号を付けられたことは誇り」と、時折笑顔を見せながら話しました。
会見を終えると、原監督から受け取った新しいユニホームを着たまま、北村選手・湯浅選手・秋広選手と共に居残りのフリーバッティングへ。
目標の一軍定着に向けて、ユニホームを「009」から「51」に変え、八百板選手の準備が始まりました。
■八百板卓丸(やおいた・たくまる)
2014年の育成ドラフト1位で聖光学院から楽天に入団。17年に支配下登録され、翌18年に初の一軍登録、プロ初出場。19年オフに楽天から戦力外通告を受け、巨人と育成契約。20年に二軍で打率.313、今キャンプでも紅白戦2試合で4安打と結果を残し、支配下登録を勝ち取った。