プロ野球無観客キャンプインへ「我慢の時」
プロ野球12球団の監督会議が20日に行われ、宮崎や沖縄で行われる春季キャンプを無観客で実施することが再確認されました。
会議で座長を務めた西武の辻発彦監督が取材に応じ、「キャンプというのは、シーズン以上に肉体的にもきつい練習を重ねる中、ファンの声援があると選手も頑張れる力にもなりますし、さみしい思いもあります」と、異例となる無観客でのキャンプインについてコメントし、「目標は3月26日に12球団足並みをそろえて開幕日を迎えたいということが一番。シーズンに入ってファンの皆様が球場に足を運べるように、今は我慢の時だと思います」と、ファンへの思いを語りました。
プロ野球8球団がキャンプインする沖縄で19日、独自の緊急事態宣言が発出されたことを受け、当面の間、無観客で実施することを決定。宮崎と合わせ、全12球団の1軍が無観客でキャンプインを迎えることになりました。
監督会議に出席したロッテの井口資仁監督は沖縄でのキャンプについて、「ファンの方も石垣島キャンプを見に行くのを楽しみにしている方もたくさんいたと思いますけど、こういう状況の中で致し方ないことかなとは思いますし、その中で我々は開幕に向けて石垣島でキャンプを無事にできたらと思っています」と、話しました。
プロ野球の春季キャンプは、2月1日にスタートする予定です。