桑田“巨人入閣”「科学的根拠を添え」指導
プロ野球の巨人は12日、球団OB・桑田真澄さん(52)の投手チーフコーチ補佐への就任を発表しました。15年ぶりに巨人のユニホームに袖を通すことになった桑田さんは「指導者としてエースになれるように頑張りたい」と決意を語りました。
現役時代、巨人のエースナンバー「18」を21年間背負った桑田さんは、沢村賞やリーグMVPなど、数々の個人タイトルを獲得。4度の日本一にも大きく貢献しました。さらに、現役引退後には、早稲田大学や東京大学の大学院に進学。スポーツ科学の観点から投球フォームや動作解析などを研究してきました。
卓越した技術はもちろん、球界きっての“理論派”としても知られる桑田さんは、「我々の時代は、『たくさん走ってたくさん投げろ』という時代だった。でも、今の時代はテクノロジーの進化で、自分が投げているフォームをすぐにコマ送りで見られる。自分の感覚と実際の動きが一致することが大事。それをすることによって、彼らの潜在能力を最大限に引き出せると思う。そういった指導をして、一人でも多くの選手が活躍することを祈っています」と、自身の経験を踏まえ、時代に沿った新たな育成をしていく方針を示しました。
写真提供:読売巨人軍