巨人は８日、米メジャーリーグの各球団と移籍交渉を進めていた菅野智之投手（３１）が、今季も巨人でプレーすることを決意したと発表しました。

今月１日に渡米した菅野投手は、深刻なコロナ禍の中、今季の米球界の状況なども考慮し、残留も選択肢に入れて検討してきました。球団によると、交渉期限の米東部時間７日午後５時（日本時間８日午前７時）を前に、移籍交渉を打ち切り、残留することを決めたということです。

菅野投手は「さまざまな方々から話を聞き、新型コロナウイルスの影響が深刻化する中でのＭＬＢの今シーズンの動向を見極めた結果、今季も読売巨人軍でプレーしようという結論に至りました」とコメントを寄せました。

さらに、巨人のエースとして菅野投手は「原監督やチームメートたちと日本一奪還を目指し、今シーズン後に改めて自分の夢、将来を考えたいと思っています。応援していただいているファンの皆さまのご期待に応えられるよう、リーグ優勝と日本一奪還に向けて全力を尽くします」と、今季巨人での活躍を誓いました。

また、原監督は「菅野智之は巨人軍のエース、大黒柱であり、一緒に戦えることをうれしく、頼もしく感じています。監督としては最高の形になりました。今季、戦う上で坂本、菅野は中心選手です。先頭に立って、チームを引っ張ってもらいます」と菅野投手に絶大な期待を寄せました。