菅野投手“夢”のメジャー挑戦へ一問一答
プロ野球・巨人からポスティングシステムを利用しメジャーリーグ移籍を目指す菅野智之投手(31)が8日、ジャイアンツ球場(川崎市)で取材に応じ心境を語りました。
メジャー30球団との交渉期限は、日本時間8日午後10時から来年1月8日午前7時までとなっています。
まず冒頭に「このような機会を与えて下さった読売巨人軍、山口オーナー、今村社長、原監督始め関係者の皆さんには本当に感謝しています。以前から夢であったメジャーリーグに挑戦ということに関して、率直な今の思いをお話しできればと思っています」と挨拶した菅野投手。
質疑応答では、巨人残留も選択肢に入れながら夢のメジャーに挑戦する、その心境を明かしました。
―テレビカメラを前にした菅野投手の一問一答は以下の通り―
■ポスティング申請が受理された今の率直な気持ちは?
ほっとしている気持ちと、この先自分自身どうなっていくかわからないので不安も多少あります。
■ポスティング決断の理由は?
年齢的にも残されているチャンスは少ないと思いますし、自分なりにここまでいろいろ考えました。自分の思いを球団に伝えたところ、こういうチャンスをいただけるということで申請させていただきました。
■巨人への気持ちは?
僕自身ジャイアンツが大好きで、野球を始めた頃からジャイアンツに憧れて、一年浪人というかたちでジャイアンツに取ってもらって、ここまで育ててもらった。本当に感謝してもしきれないものがあります。今回の件に関しても、こういうご時世なので、不透明なことだらけなので、そうなった時は快く受け入れてくれる準備をして下さっていることに関しても、本当にありがたいことだと思いますし、とにかくジャイアンツに対しては感謝しかないです。
■交渉の条件は?
特に自分が行きたい球団、こだわりはなくて、本当に一番の懸念材料は今年、(新型コロナウイルスの影響でシーズンが)日本でもいつ始まるかわからない。ましてや異国の地で、初めての経験ということで、どうなるのかわからないという、そういう不安な心境で果たして自分のパフォーマンスができるかどうかというのもありますし、もちろん挑戦するからには相当な覚悟を持っていかないといけないと思いますけど、こればかりは本当にわからない、話をしてみて交渉をしてみないとわからないので、今回申請をさせていただいて、交渉できるという権利をもらったので、まずは話を聞いてみて、そこからいろんなイメージがわくのかなと思っています。
■いつまでに決めたい?
自分としては年内決着を望んでいます。
■交渉期間はどのように調整するのか?
正直、あまりいろいろなことが手につかない状態で、正直今でも悩んでいます。ただこうやって、僕がアメリカに行く準備をして下さっている方も大勢いますし、そういう人たちの力があって、今実現できているので、まずはいろいろな話を聞かないと、僕自身も初めてのことなので、何もわからないので、これからもたくさん悩むと思いますけど、後悔のない選択をしたいです。