桃田賢斗 430日ぶり国際大会復帰で白星
バドミントンの全英オープン(イギリス・バーミンガム)が現地時間17日に開幕。男子シングルス1回戦で世界ランキング1位の桃田賢斗選手(26)が世界ランキング26位のK・パルパッリ選手(34=インド)と対戦。
ゲームカウント2―0のストレート勝ちで初戦を突破しました。去年1月、交通事故に巻き込まれるなど1年以上ツアーを離れていましたが、事故直前に制したマレーシアマスターズの決勝以来、実に430日ぶりとなる国際大会の舞台で白星をあげました。
桃田選手は第1ゲーム序盤、緊張からか動きが硬く1点を争う展開になります。それでも中盤からは世界ランキング1位の実力をみせつけ圧倒。強化したディフェンスと得意のヘアピンショットでリズムをつくり、要所でスマッシュを決めるなど一気に突き放し、21-13で最初のゲームを先取します。
第2ゲームも勢いそのままに、ドロップショットや強打を左右に打ち分けるなど、優位な試合運びでマッチポイントを迎えた桃田選手。その後は相手に粘られるも、桃田選手が地力の差をみせつけ、最後は連続ポイントで試合を制しました。
試合を振り返った桃田選手は、「勝つことはできたんですけど、自分の中で納得のいく試合ではなかった。前半リードして、そこからあしたに向けていろいろなことを試そうと思ったら、ちょっと追いつかれてしまった」と、反省点をコメント。
それでも、「いろんなショットを打つことができたので、最後競り合いの緊張感も味わうことができました。今日の反省をしっかりあしたに生かしたい」と収穫もあったことを明かし、次戦へ向け決意を新たにしました。
写真:PA Images/アフロ