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「僕たちの勝負は時の運」「良きライバル」張本智和が8回のマッチポイントしのぎ6年ぶりV 死闘を演じたライバルをねぎらう

2024年1月29日 6:27
「僕たちの勝負は時の運」「良きライバル」張本智和が8回のマッチポイントしのぎ6年ぶりV 死闘を演じたライバルをねぎらう
試合後のインタビューに答える張本智和選手(写真:松尾/アフロスポーツ)
◇天皇杯・皇后杯2024年全日本卓球選手権大会(28日、東京体育館)

「いつもインタビューは完璧なんですけれど...きょうは言葉が出ないです」

全日本卓球選手権の男子シングルス決勝を制した張本智和選手は、興奮冷めやらぬ様子で死闘を振り返りました。

パリ五輪シングルス代表の選考も兼ねる今大会。すでに選考ポイントで、1位が確定していた張本選手は、同じくポイント2位でシングルス代表を確実としている戸上隼輔選手と決勝戦で激突しました。

前回大会に続き2年連続の顔合わせとなった試合は、第6ゲームに戸上選手が10-9とマッチポイントを握ります。しかしここから張本選手が3回しのぎ、このゲームを奪取。

最終ゲームでは戸上選手が10-8と再び王手をかけましたが、5回しのいだ張本選手が、6年ぶり2度目の頂点に立ちました。

試合直後のオンコートインタビューでは、「言葉がでないです。いつもインタビューは完璧なんですけれど...きょうは言葉が出ないです。誰に感謝していいのか、会場にいる全ての人に、相手を含めて感謝したいです」と興奮冷めやらぬ様子で振り返ります。

計8回、相手のマッチポイントをしのぐ驚異の粘りには「8回耐えるなんてこの先あるかないか、それくらいのこと。全日本の神様が6年ぶりに優勝をくれたのかなと思います」と話しました。

また、死闘を演じた戸上選手について、「僕たちの勝負は時の運。あすやったら戸上選手が勝つかもしれない。それくらい良きライバル。この先全日本を含めて、戸上隼輔選手と何度も戦うと思うので、また彼とこの決勝で戦って、勝って負けて、もちろん全部勝ちたいですけれど、実力は同じくらいなので、お互い高め合って世界にいきたい」とライバルをねぎらいました。

▽男子決勝 結果
張本智和4-3戸上隼輔
8-11/12-10/9-11/8-11/11-9/14-12/16-14
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