八村塁 日本人初のプレーオフ勝利
バスケットボールNBA、ワシントン・ウィザーズの八村塁選手(23)が日本時間1日、本拠地ワシントンで行われたフィラデルフィア・76ersとのプレーオフ1回戦の第4戦に先発出場しました。
4戦先勝のプレーオフ。東地区8位のウィザーズはここまで、東地区1位の76ersに3連敗。この試合に敗れるとシーズンが終了となります。
崖っぷちに立たされたウィザーズの八村選手は第1クオーター、得点を挙げることはできませんでしたが、1アシスト3リバウンドをマークします。それでも第2クオーターには、スリーポイントシュートやダンクを決めるなど7得点。ウィザーズは60-61と1点ビハインドの僅差で前半を終えます。
すると第3クオーター、勢いに乗る八村選手はスリーポイントシュートを決め、プレーオフ4試合連続で二桁得点をマークします。八村選手はその後も得点を重ね、第3クオーター終了時点で14得点。チームも92-80と逆転して最終第4クオーターに突入しました。
その後、76ersが地力をみせ、ウィザーズは一時逆転を許します。それでも八村選手が豪快なダンクやスリーポイントシュートを立て続けに決めるなど、この試合41分32秒間出場。スリーポイントシュート3本を含む20得点、13リバウンド、2アシストの大活躍。ウィザーズが122-114で勝利し、八村選手は日本人選手初のプレーオフ勝利を手にしました。
カンファレンス・セミファイナル(地区準決勝)進出へ望みをつないだウィザーズ、第5戦は日本時間3日に行われる予定。引き続き負ければ今季終了の崖っぷち状態が続きますが、ここから巻き返しを狙います。
写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ