×

日本代表 歴史的一戦で手にした課題と収穫

2021年6月27日 14:58
日本代表 歴史的一戦で手にした課題と収穫

◆ラグビー国際強化試合
日本代表 10-28 ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ
(26日、スコットランド)

2019年のワールドカップ以来となる国際試合に臨んだ日本代表は、“北半球最強”とも称されるライオンズからトライを奪うなど一矢報いるも、敗戦。キャプテンのリーチマイケル選手(32)や稲垣啓太選手(31)らがドリームチームとの歴史的一戦を振り返り、課題や収穫を口にしました。

■リーチマイケル選手

「人生で1度しかないチャンス。すごくいい準備をして勝ちにいったけど、ライオンズの素晴らしい選手の中で、自分たちのやりたいラグビーができなかった。ボールを動かしてどんどん相手を疲れさせたかったけど、ブレークダウン(タックルが成立したあとのボール争奪戦)でのまわりのプレッシャー、それによって自分たちは早いラグビーができなかった。でもスペースにボールを運ぶことができた。きょう出た課題をしっかり修正して、アイルランド戦(7月3日)に準備するしかない。きょうの試合に関しては新しく出た選手がかなりインパクトを与えてくれたので、来週のレギュラー争いもすごく楽しみにしている」

■稲垣啓太選手

「尊敬するライオンズと試合できたことは光栄。自分たちのパフォーマンス的には満足のいく結果とはならなかったですけども、きょうの素晴らしい経験を糧に次戦のアイルランドとの試合では、しっかり課題を修正して次に臨みたい。きょうの試合では前半ペナルティーが多かったように感じる。ペナルティーをきっかけに相手に失点を許してしまった。これをなくすところを課題に挙げていきたい。反面、スクラムがしっかり通用したと思う。チャンスを逃さないようなスクラムという部分をフォーカスしていきたい。アイルランド戦に向けて、非常に興奮しているが、やることは変わらない。1週間で自分たちの準備にしっかりフォーカスして、パフォーマンスが100%出せれば必ず結果はついてくるということは証明できていると思う」

■中村亮土選手

「貴重な体験をさせてもらった。ジャパンもこれからいい積み重ねをしていいものを作っていければ、こういうレベルの勝負で勝つところまでいけるという自信にもなった。ボールを持ってアタックするところで、前半ミスとペナルティーが続いてスコアを広げられて不利な状況になった。でも最後まで自分たちのスタイルを貫けたので、次につながるいいゲームができた。ディフェンスのところは自分の得意なところでもあるので、そこはきょうできたと思う。アイルランド戦に向けて、しっかり1週間準備して、最後勝って遠征を終われるように頑張りたい」

写真:ロイター/アフロ