【W杯】ベスト4にアルゼンチン&クロアチア PK戦でオランダ、ブラジルを破る“激闘の準々決勝”
◇サッカーFIFAワールドカップカタール2022(11月20日~12月18日)
準々決勝が現地9日に行われ、アルゼンチンとクロアチアがそれぞれPK戦までもつれた激闘を制し、準決勝に駒を進めました。アルゼンチンは2大会ぶりのベスト4、クロアチアは2大会連続のベスト4になります。準決勝で激突する両チームは前回ロシア大会ではグループリーグで対戦。その時はクロアチアが3-0で勝利しています。
◆クロアチア1-1(PK4-2)ブラジル
得点者:ペトコビッチ(クロアチア)、ネイマール(ブラジル)
後半にブラジルの猛攻を受けるクロアチア。しかし守護神GKのリバコビッチを中心に得点を許さず。試合は0-0のまま延長戦に突入します。
スコアが動いたのは延長前半アディショナルタイム、ブラジルが中央での鮮やかなパスワークから最後はエースのネイマール選手が決めてリードを奪います。それでもクロアチアは延長後半12分、左サイドからのクロスにペトコビッチが合わせて同点。そのままPK戦にもつれます。
ヒーローとなったのは前の試合、日本とのPK戦でも3本止めたクロアチアGKのリバコビッチ選手。1本目ロドリゴ選手をストップ。PK戦を4-2で勝利。優勝候補のブラジルは2大会連続でベスト8で敗退となりました。
◆アルゼンチン2-2(PK4-3)オランダ
得点者:モリーナ、メッシ(アルゼンチン)、ウェフホルスト2(オランダ)
アルゼンチンは前半35分、エースのメッシ選手が中央で完璧なスルーパスをモリーナ選手へ通し、先制ゴール。さらに後半28分にもメッシ選手がPKを決めて2点差とリードを広げます。
しかしここからオランダが反撃。途中出場のウェフホルスト選手が後半38分にヘディング、後半アディショナルタイムにセットプレーから左足で沈め2ゴール。アルゼンチンは土壇場で追いつかれます。
その後延長戦でも決着がつかずPK戦へ。アルゼンチンはGKのエミリアーノ・マルティネス選手が1本目、2本目を連続ストップ。激戦を制し歓喜に沸きました。