【J1順位表】神戸が初優勝へ王手 横浜FM追走 J1残留争いもし烈 湘南&横浜FCが勝利
札幌0-0広島(札幌ドーム)
◆得点者なし
広島は日本代表GKの大迫敬介選手が、チームの敗戦を救います。前半29分のピンチでは青木亮太選手のシュートを右拳でパンチング、さらに続くピンチでは再び青木選手の反転シュートにも、ボールとの距離を詰めて最後は左手でセーブ。立て続けのピンチを無失点で切り抜けます。広島は後半カウンターから勝機を見いだすも、札幌の守備を崩すまでには至らず。試合はスコアレスドローに終わりました。
湘南2-1名古屋(レモンガススタジアム平塚)
◆得点者【湘南】大橋祐紀2【名古屋】久保藤次郎
J1残留圏内ギリギリの17位湘南は、名古屋の守備を前半から崩します。前半15分、クロスに飛び込んだ平岡大陽選手のラストパスに大橋祐紀選手が押し込んで先制。さらに23分にはあっという間のカウンターから、再び大橋選手がゴールを奪い追加点。後半、名古屋に1点を返されるも逃げ切った湘南がJ1残留へ貴重な勝点3を奪取。直近4試合で3勝と好調な湘南、次節はJ1残留を争う18位横浜FCとの直接対決、勝利すればJ1残留が決定します。
新潟0-0FC東京(デンカビッグスワンスタジアム)
◆得点者なし
新潟は前半から右サイドを起点にチャンスメークし、FC東京ゴールに攻め込むも得点を奪えず。後半には谷口海斗選手が抜け出しゴール前に迫るも、FC東京の木本恭生選手の懸命なタックルに防がれ、シュートを枠に飛ばせません。後半アディショナルタイムには、三戸舜介選手のクロスに長倉幹樹選手がヘディングを放つも、FC東京のGK野澤大志ブランドン選手が好セーブ。再三攻め込むも勝利を挙げることができなかった新潟、試合は引き分けに終わりました。
鹿島1ー1柏(県立カシマサッカースタジアム)
◆得点者【鹿島】ディエゴ・ピトゥカ【柏】細谷真大
J1残留争いにいる16位柏は、0-0で迎えた後半32分、カウンターからチャンス。マテウス・サヴィオ選手のラストパスに駆け込んできた細谷真大選手がフィニッシュ、U-22日本代表に名を連ねる若きエースが待望の先制点を挙げます。このまま逃げ切りたい柏でしたが終了間際、VARで犬飼智也選手にハンドの判定で鹿島にPK。このPKを決められた柏は勝点3を積み上げることはできず。J2降格圏の18位横浜FCとの勝点差は2に縮まっています。
福岡2-1G大阪(パナソニックスタジアム吹田)
◆得点者【福岡】山岸祐也、ルキアン【G大阪】クォン・ギョンウォン
先週ルヴァンカップを制し、クラブ初のタイトルを獲得した福岡。1点を先制されましたが後半開始早々、左サイドから鮮やかなパスワークで崩すと山岸祐也選手が同点ゴール。そして終了間際の後半44分には、右サイドのクロスからルキアン選手がヘディングで決勝ゴール。ルヴァンカップのタイトル勢いそのままに逆転勝利を飾りました。一方のG大阪は5連敗で、今節でのJ1残留を決めることはできませんでした。
横浜FC3-1鳥栖(駅前不動産スタジアム)
◆得点者【横浜FC】ユーリ・ララ、カプリーニ、近藤友喜【鳥栖】堀米勇輝
J2降格圏にいる18位横浜FCは、敵地でアグレッシブにゴールを狙い続けます。前半10分、右サイドのクロスにフリーになったユーリ・ララ選手が頭で押し込み先制。その後1度は同点に追いつかれるも前半終了間際、カプリーニ選手がPKを決めて勝ち越し。後半終了間際には、近藤友喜選手がスピードあるドリブルで右サイドを突破。最後は意表を突くシュートで、勝利を決める3点目を奪いました。横浜FCは2試合ぶりの勝利でJ1残留に望み、次戦17位湘南との大一番を迎えます。
横浜FM2-0C大阪(日産スタジアム)
◆得点者【横浜FM】ヤン・マテウス、エウベル
首位神戸を追いかける2位横浜FMは前半41分、ヤン・マテウス選手が左サイドからクロス。エウベル選手が折り返すと、クロスを上げたヤン・マテウス選手がゴール前に詰めて先制。さらに横浜FMはカウンターからエウベル選手が狙い澄ましたシュートで追加点。C大阪に完封勝利を挙げた横浜FMは首位神戸を追走。残り2試合での逆転優勝へ望みをつなげています。
川崎F3-3京都(等々力陸上競技場)
◆得点者【川崎F】宮代大聖、小林悠、脇坂泰斗【京都】福田心之助、豊川雄太2
前半ペースをつかんだのは京都。前半7分に福田心之助選手の先制ゴールに加え、その後、豊川雄太選手の2ゴールで3-1とリードを広げます。一方の川崎は前半終了間際に小林悠選手のヘディングで1点差に詰め寄ると、後半アディショナルタイムにはPKを脇坂泰斗選手が決めて同点。点の取り合いとなった一戦は、3-3の引き分けに終わっています。
神戸2-1浦和(埼玉スタジアム2〇〇2)
◆得点者【神戸】マテウス・トゥーレル、大迫勇也【浦和】ホセ・カンテ
J1初優勝を目指す首位神戸と逆転優勝にわずかな可能性を残す3位浦和の対決。先制したのは神戸、0-0で迎えた後半27分にマテウス・トゥーレル選手のヘディングで得点。しかし浦和も反撃。後半アディショナルタイムにホセ・カンテ選手が味方とのワンツーから右足を振り抜き同点ゴール。そして勝利しなければ優勝の可能性が完全になくなる浦和は、セットプレーでGK西川周作選手も上がっての攻撃。ボールはその西川選手に向かいますが、神戸GK前川黛也選手がキャッチ。すると前川選手は前線の大迫勇也へ正確なフィード。最後は無人のゴールに大迫選手が落ち着いてシュートを放ち決勝点。神戸が劇的な形で、勝ち点3を獲得しました。