決勝PK岩渕 思わぬ敵“想定外の湿度”
14日、サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」(FIFAランキング10位)は、オーストラリア(同9位)と五輪本番前最後の強化試合を行いました。オーストラリアは同じく東京五輪に出場する強豪、五輪を想定する上で格好の相手となりました。
0-0で迎えた後半、日本は左サイド長谷川唯選手のクロスが相手選手の手に当たり、PKを獲得します。キッカーは背番号10の岩渕真奈選手。
「蹴りたいと思っていたら、唯(長谷川選手)が『ぶっちさん(岩渕選手)』と言ってくれたので、蹴りました」
このPKをゴール左隅へ決めて日本が先制。日本はこの1点を守りきり、オーストラリアに1-0で勝利。東京五輪へ弾みのつく試合となりました。
一方、試合後の会見で“想定外の敵”を挙げた岩渕選手。「(見ていた人は)そこまで暑くないと感じていたと思いますけど、ピッチ上は湿度がすごかった。昼とはまた違うキツさがあって、夜だから大丈夫だと思っていたが、個人的にはきつく感じました。」と想定外の湿度でプレーする難しさを口にしました。
それでも厳しいコンディションのなか、強豪オーストラリアを無失点に抑えて勝利という収穫を手にしたなでしこジャパン。21日にグループステージ初戦でカナダと対戦します。
写真:森田直樹/アフロスポーツ