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スケボー金の西矢椛“夏休みの宿題は…”

2021年7月27日 17:51

スケートボード女子ストリートの金メダリスト西矢椛選手(13)と銅メダリスト中山楓奈選手(16)が一夜明けた27日、会見に臨みました。

中山選手はメダルを取った実感について「まだ湧いていない」としながらも、「3位は嬉しかった」とコメント。また、西矢選手は世界から強豪が集まる中で金メダルを獲得できた理由について、「家族や周りの人が『大丈夫だよ』って伝えてくれたから一位になれた」と明かし、金メダル獲得は「今のところは一番良い思い出」と語りました。

一方で、夏休みの宿題について聞かれた中学2年生の西矢選手は「出ているか分からない」と五輪に集中していた率直な思いを明かしました。

そして、「スケートボードの存在」について聞かれた2人。西矢選手は「いろんな国の人と仲良くなれるもの」と話し、中山選手は「生活の一部」と話しました。

以下、記者会見の主な内容

――最年少の金メダルが決まった瞬間、いつもの笑顔から涙があふれていました。改めてどんな気持ちになったのか

西矢選手)嬉しすぎて涙がこみ上げてきました

――中山選手はきのうの段階でメダルを取った実感がないと話していましたが、今日になってその実感は

中山選手)まだ湧いていないです

――世界から強豪が集まる中でトップに立てた理由は

西矢選手)家族や周りの人が『大丈夫だよ』と伝えてくれたから一位になれたと思います

――金メダルのご褒美として今考えていることがあれば教えてください。

西矢選手)焼き肉です

中山選手)漫画を買ってもらいます

――岩崎恭子さん(92年バルセロナ五輪・競泳、14歳で金メダル獲得)は、最年少の金メダルを『今まで生きてきた中で一番幸せです』と表現されました。西矢選手にとってこの金メダルは

西矢選手)まだ一番かは分からないけれど今のところは、一番良い思い出です

――“スケートボード”について特に西矢選手は以前、『日本ではまだそんな良いイメージがもたれていない』と話していました。今後、スケートボードをどんなスポーツにしていきたいと考えていますか

西矢選手)もっといろんなパークが増えて、ストリートでも人にぶつからない程度に滑れるようにしてほしいです

中山選手)難しいです

――ラスカルの話がすごく話題になっていて、中山選手がそれを聴いている理由はどういったところにあるでしょうか

中山選手)テンションが上がるから聴いています

――西矢選手は試合中や普段聴く曲はありますか

西矢選手)試合中とかは歌とか聴きません

――きのうメダルを取ってきたあとは何か声をかけられましたか

中山選手)『おめでとう』っていろんな人たちに言ってもらいました

――夏休みの宿題は出ていますか?どのくらい進んでいますか?それからSNSなどで、『免除してあげて』というような指摘もあります

中山選手)宿題はみんなと同じ量が出ていて、『あまり無理しなくても良いよ』と先生からも言われているけど、宿題はするものだからやろうと思います

西矢選手)夏休みの宿題は出てるか分からないです

――それは練習に集中していたからということですか

西矢選手)はい

――西矢選手が13歳で金メダル、中山選手が16歳で銅メダルということが取り上げられていますが、ご自身ではどのように感じていますか

中山選手)スケートボードに年齢はあんまり関係ないと思うので3位(銅メダル)は嬉しかったです

西矢選手)13歳で金メダルを取れたのは嬉しいけど、中山選手が言ったとおり年齢はあんまり関係ないと思っています

――お二人にとってスケートボードとはどんな存在ですか

西矢選手)いろんな国の人と仲良くなれるものだと思っています

中山選手)スケートボードが生活の一部になっています


写真:森田直樹/アフロスポーツ