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【J1最終順位】全日程終了 横浜FCはJ2降格 大迫勇也&アンデルソン・ロペスが得点王

2023年12月4日 6:13
【J1最終順位】全日程終了 横浜FCはJ2降格 大迫勇也&アンデルソン・ロペスが得点王
J1最終順位 神戸が優勝 横浜FCがJ2降格
サッカー明治安田生命J1リーグ第34節の9試合が3日に開催され全日程が終了。前節J1初優勝を飾った神戸はG大阪に勝利し勝ち点を71まで伸ばしました。J2降格にあたる最下位となったのは横浜FC、最終戦で鹿島に敗れJ1残留ならず。1年でのJ2降格となりました。得点王には、22得点で大迫勇也選手(神戸)、アンデルソン・ロペス選手(横浜FM)の2人に決定。共にJ1でのキャリアハイを残す得点数で初めての得点王に輝いています。

また優勝の神戸はアジア最高峰の戦い2024/25のAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)出場が決定。2位横浜FMはACLE、またはAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)へのどちらかに参加、そして3位広島はACL2の出場の可能性も残しています。横浜FMと広島の大会出場のゆくえは、現在開催されているAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023/24の結果に左右されます。出場している川崎F、浦和、甲府のいずれかのJクラブが優勝した場合は、ACL優勝JクラブがACLE出場。そして横浜FMがACL2に回り、広島はACL2に出場することはできません。

浦和2-0札幌(札幌ドーム)

◆得点者【浦和】アレクサンダー・ショルツ、中島翔哉

長年日本代表でも活躍したMF、44歳小野伸二選手(札幌)の現役ラストマッチ。スタメン出場すると22分間プレー。最後は、札幌とプロ生活を始めた浦和の両チームのサポーターから大きな拍手が送られ交代、笑顔で現役生活の幕を閉じました。試合は今夏に加入した浦和・中島翔哉選手が素早い反転からの鮮やかな移籍後初ゴール。最終戦で4試合ぶりの勝利を飾った浦和、シーズン4位でリーグ戦を終えました。

鹿島2-1横浜FC(県立カシマサッカースタジアム)

◆得点者【鹿島】鈴木優磨、松村優太【横浜FC】カプリーニ

最終戦で勝利がJ1残留への最低条件だった横浜FC。わずかなJ1残留に望みをつなぎたいところでしたが、前半に鹿島に2得点を許し苦しい展開を強いられます。後半カプリーニの豪快な左足でのシュートで1点を返しますが、勝利には結びつかず。横浜FCは2年ぶりのJ1挑戦も最下位。目標としていた残留はかなわず、1年でJ2降格となりました。一方の鹿島は9月以来となる7試合ぶりの勝利、5位でシーズンを終えています。

FC東京1-0湘南(レモンガススタジアム平塚)

◆得点者【FC東京】小泉慶

FC東京は後半7分、自陣からボールを動かし湘南のプレスをかいくぐると、最後はアダイウトンのパスから小泉慶選手がフィニッシュ。角度のないところから落ち着いて決めて先制点を奪います。この1点を最後まで守り切ったFC東京が5試合ぶりの勝利を手にしました。前節横浜FCとの直接対決を制し、J1残留を決めた湘南は3連勝ならず。ホームでの最終戦で勝利は飾れませんでした。

新潟1-0C大阪(デンカビッグスワンスタジアム)

◆得点者【新潟】長倉幹樹

終盤まで両チームスコアレスで迎えた一戦で均衡を破ったのはホームの新潟。後半42分C大阪のハイプレスをパスワークで突破し、敵陣で数的有利な状況を作り上げると、最後は長倉幹樹選手がJ1初ゴール。ホームの新潟サポーターを沸かす決勝ゴールで勝利を手にしました。9月以降リーグ戦は9試合負けなしと好調が続いた新潟、6年ぶりのJ1復帰は10位でフィニッシュしています。

京都3ー1横浜FM(サンガスタジアム by KYOCERA)

◆得点者【京都】豊川雄太、原大智、川崎颯太【横浜FM】アンデルソン・ロペス

先制したのは横浜FM。退場者を出し10人となる中、アンデルソン・ロペス選手が得点ランクトップに並ぶ22ゴール目で先制します。しかしここから京都が反撃。豊川雄太選手のゴールで前半のうちに追いつくと、後半には原大智選手、川崎颯太選手のゴールで3得点。2位横浜FMを逆転で下した京都が、最終戦勝利でシーズンを終えました。

神戸1-0G大阪(パナソニック スタジアム吹田)

◆得点者【神戸】ジェアン・パトリッキ

前節J1初優勝を飾った神戸は後半11分、マテウス・トゥーレル選手が力強いボールキープからジェアン・パトリッキ選手へパス。左サイドを突破すると、クロスはG大阪ディフェンスに当たりそのままゴールへ。神戸はこの1点を守り切り最終戦を勝利で終えました。またこの日は無得点だったものの大迫勇也選手がアンデルソン・ロペス選手(横浜FM)と並び、22得点で自身初のJ1得点王を獲得しています。対するG大阪は屈辱の7連敗でフィニッシュ。J1残留は果たしたものの、失点数はリーグワーストタイの61失点となっています。

広島1-0福岡(ベスト電器スタジアム)

◆得点者【広島】荒木隼人

敵地で優勢に試合を進めるもゴールを奪えずにいた広島。0-0で迎えた後半アディショナルタイム、広島は波状攻撃から右サイドマルコス・ジュニオール選手がクロス。このボールに荒木隼人選手が頭でうまく合わせ決勝ゴール。劇的な形で勝利した広島は、3位の座を死守しました。一方の福岡は敗れたもののクラブ史上最高順位の7位でシーズン終了。ルヴァンカップでは初のタイトルを獲得するなど、充実したシーズンとなりました。

川崎F1-0鳥栖(駅前不動産スタジアム)

◆得点者【川崎F】オウンゴール

両チーム無得点のまま迎えた後半42分、川崎FのCKが鳥栖の日野翔太選手に当たりオウンゴール。これが決勝点となり勝利した川崎Fは5試合負けなしの8位でシーズンを終えました。敗れた鳥栖は14位でフィニッシュしています。

名古屋1-1柏(岐阜メモリアルセンター長良川競技場)

【名古屋】キャスパー・ユンカー【柏】マテウス・サヴィオ

岐阜メモリアルセンター敷地内での事故により、キックオフ時刻が遅れることになった試合。引き分け以上で自力でのJ1残留が決定する柏はカウンターからチャンス。後半26分、一気に駆け上がったマテウス・サヴィオ選手が左足で先制ゴールを奪います。終盤名古屋に同点のPKを許したものの1-1のドロー、自力でのJ1残留を決めました。前半戦好調だった名古屋は、最後の11試合で1勝と苦しむ結果。6位でシーズンを終えました。