桃田 五輪敗戦相手に再びストレート負け
◆バドミントン男子団体 国・地域別対抗戦トマス杯(現地15日、デンマーク)準々決勝 日本3-2韓国
3大会ぶりの優勝を目指す日本は準々決勝で韓国と対戦しました。
シングルス3試合・ダブルス2試合の計5試合の内、先に3勝したチームが勝ち上がる決勝トーナメント。
準々決勝の第1試合は、世界ランキング1位で日本のキャプテン桃田賢斗選手が登場し、東京五輪の予選リーグで敗れた同ランク33位のホ・グァンヒ選手と対戦しました。
第1ゲーム、6連続ポイントを奪うなどリードを奪っていた桃田選手。しかし「リズムに乗れずに、ちょっとラリーを急いでしまった」とその後逆転を許し、第1ゲームを失いました。
第2ゲームも「点数の欲しさから硬くなってぎりぎりを狙ってしまい、ラリーを嫌がってしまった。最後まで自分に余裕がないまま試合が終わってしまった」と、五輪の雪辱を果たせず、またもストレート負けを喫しました。
試合後のインタビューで、五輪の舞台で敗れた相手との対戦について問われると、「特に意識はしてなかったけど、どこかでリベンジしたい気持ちがあって無駄な感情がでてしまったと思う」と話しました。
続く第2試合も敗れ、あとがなくなった日本。それでも第3試合、男子シングルスの常山幹太選手がストレート勝ちで勢いにのると、第4試合、第5試合でも勝利を収め、3-2で逆転勝ち。準決勝進出を決めました。
日本は、現地16日に中国と準決勝に臨みます。
◇第1試合 桃田賢斗
負0-2(19-21、17-21)
◇第2試合 保木卓朗・小林優吾
負2-0(18-21、13-21)
◇第3試合 常山幹太
勝2-1(21-10、21-16)
◇第4試合 古賀輝・渡辺勇大
勝2-0(21-15、21-18)
◇第5試合 西本拳太
勝2-0(21-15、21-10)
写真:新華社/アフロ