ラグビー豪州戦 福岡堅樹が期待のキーマン
新生ラグビー日本代表は、W杯以来約2年ぶりとなる国内での国際試合(23日に開催)で、世界ランキング3位の強豪オーストラリア代表と対戦します。
強豪との一戦を前に17日、日本テレビ「Going!Sports&News」に出演した元日本代表の福岡堅樹さんが、勝利に向け2人のキーマンを挙げました。
1人目は「日本人離れした身体能力」と福岡さんが称賛する、NО.8の姫野和樹選手(27)。2019年のラグビーワールドカップでは代名詞となった「ジャッカル」を次々と成功させ、日本代表史上初のベスト8進出に大きく貢献しました。
福岡さんは姫野選手が世界最高峰リーグ、ニュージーランドのスーパーラグビーで経験を重ねたことに触れ、「世界の選手たち相手にも通用する自分なりのやり方をどんどん身につけた。ドライブ(突破力)は海外の選手と対戦して磨いてきた力」とアタック面で格段の進化を遂げていると述べました。
そして2人目に福岡さんが挙げたのは日本代表期待の若手24歳、スクラムハーフの齋藤直人選手。通常スクラムハーフはパスを出すポジションとして攻撃のリズムを作る司令塔役ですが、福岡さんは齋藤選手について「今は世界の流れとしてもスクラムハーフがトライをとる。自分での突破力も武器にできる選手」と今までの日本になかったトライも奪える司令塔としてキーマンに挙げました。
日本が戦うオーストラリアは今年9月、W杯前回王者・南アフリカに2戦連続で勝利しています。そんなオーストラリア戦に向け福岡さんは「ここ最近の国際試合でも本当に連勝を重ねて勢いづいているチームなのでかなり強敵」「日本の実力の証明にはなると思うのでまた是非世界を驚かせてほしい」と新生日本代表に期待を寄せました。
オーストラリア戦は23日(土)、昭和電工ドーム大分で午後1時45分キックオフ予定です。