ソフトバンクの秋季キャンプを視察した王貞治球団会長兼特別チームアドバイザーが１９日、エンゼルス・大谷翔平選手が米・メジャーリーグでアメリカン・リーグＭＶＰを獲得したことについて、野球の神様“ベーブ・ルース”の名前を挙げながら絶賛しました。

まず日本人初の満票でＭＶＰを獲得したことについて、「（ＭＶＰに）なるだろうとは思ったけどね、まさか満票とはね。やはりアメリカの人もちゃんと見るとこは見ててくれたんだなと思って、よかったなと思ってます。それだけ彼の今年の活躍というのはすごかった」とコメント。

また、「特にアメリカの野球というのはホームランの国ですから。見るたび、どんどんどんどんホームラン打ってましたからね。だからあれだけアメリカの野球ファンを沸かしたっていう点でも、彼のＭＶＰは本当に彼にその価値がありますよね」と、リーグ３位の４６本塁打を放った打撃を絶賛しました。

また投手としてもチームトップの９勝を挙げるなど、“二刀流”で活躍したことについて、「ピッチャーとしてもあれだけ頑張ってくれたしね。僕が思うのは、ベーブ・ルースって名前がもう出てこないかなと思ってたら、こんなにはっきり出てきてベーブ・ルースも喜んでるだろう」と、“野球の神様”の名前を挙げながら語りました。

そして最後に、「来年、大変な年になると思います。だけどそこを乗り越えて、やっぱり大谷翔平頑張ってるという姿を見せてほしいですね」と、大谷選手へ来シーズンへの期待を口にしました。


写真：アフロ